圧巻のラストスパート
トヨタSLカートミーティング SUGOカートレース第4戦
SSクラス表彰台。トップ3は2列目の3人だ
SSクラス表彰台。トップ3は2列目の3人だ
 【スポーツランドSUGO西コース(宮城県)】2日にシリーズ第4戦を迎えたトヨタSLカートミーティング・SUGOカートレースシリーズの「YAMAHA SSクラス」。今回もSL全国大会を意識した遠征が多数エントリーし、総勢なんと36台。2台が予選落ちになる激戦になった。この戦いを勝ち抜いた真の実力者は誰か――。(敬称略)

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 日本一を目指すメンバーは多士済々。4連勝をもくろむ松浦輝一、ランキング2番手の池田有杜、同3番手の小倉祥太のほか、過去SL全国大会でスーパーSSクラス3連覇のベテラン長内正人らが顔をそろえた。さらに、09年SUGOのSSジュニア王者で、現在は4輪のエリートコース、鈴鹿レーシングスクール−フォーミュラ(SRS−F)に通う小原侑己も優勝を狙っている。

 今回のレースフォーマットは、まず受付時に抽選でA、Bの2グループに分け、それぞれの組でタイムアタック&予選を行う。そしてA・Bグループの上位14台が決勝進出。これに漏れた場合はセカンドチャンスヒートに臨み、上位6台が決勝に進出する方式だ。タイムアタックで上位につけることが非常に重要になるのだが、レース当日の朝のコンディションはウエット。前日は終日ドライだっただけに非常に難しいレースになった。

 【タイムアタック】A組はベテランの津野和彦と守谷洋がトップ2を占めた。それに地元の長澤善輝と石山京也の若い2人が続いた。前回2位の池田は7番手、3連勝中の松浦に至っては12番手と振るわず、厳しい展開。

 一方B組は路面のコンディションが回復しつつあるなか、トップタイムをマークしたのは小倉で、2番手は塩浜康樹と若手の2人が占めた。

 【予選ヒート】完全なドライコンディションで行われ、Aグループは7番手スタートの池田が5番手に上がり、その後もハイペースをキープして、3周目には2番手までポジションアップ。だが、トップの津野はそれを上回るペースで快走し、余裕のトップチェッカー。松浦も追い上げ、3位でゴールした。

 Bグループは、最後まで混戦が続いた。スタートで“魅せた”のは長内で、9番手スタートから4番手にポジションアップ。そのほかにも随所で激しいバトルが見られたが、5周目には小原がトップに立ち、2番手に大草りきが上がると、徐々にこの2台が集団から抜け出した。そして8周目に大草がトップに立つも、すぐに小原が抜き返し、大草の猛チャージをしのぎ切った。

 【決勝ヒート】今にも雨が降り出しそうな天候のもと、34台がごう音を上げてスタート。そこでポジションを上げたのは、4番グリッドの池田で、たちまち2番手に浮上して首位の小原にピタリとつけた。3番手は大草だが、3周目には徐々に遅れ始める。トップ2台は集団から抜け出し、マッチレースの様相だ。

 9周目、池田が踏ん張って小原に急接近するものの、小原が43秒5というハイペースの連発で一気にラストスパートして勝負あり。3位には大草が入り、松浦は追い上げも届かず4位でフィニッシュとなった。

 ▽小原侑己(KRS−DAI)「全国大会の練習のつもりで参加しました。事前の練習では若いのにタイムで負けていたので、レースでは何とかバトルに持ち込んで勝負したいと思っていました。決勝では2位の池田君のプレッシャーがすごかったのですが、予選でタイヤをコントロールできたので、最後の最後にプッシュできた。全国大会でも優勝できるように頑張ります」

 ▽池田有杜(KRS−DAI)「最近はメンタル的な問題からタイムアタックでタイムを出せないことが多いのですが、今回もその失敗が大きかった。予選からは気持ちを入れ替えることができて、決勝も途中までは想定通りの展開でしたが、小原さんのラストスパートには付いていけませんでした。ただ、松浦君の前でゴールできたので、シリーズポイントを考えると良かった」

 ▽大草りき(MOMOX KART RACING)「前日までは周りの1秒落ちだったので、それを考えると今日の結果にはある程度満足しています。ただ、予選までのシャシーセットは良かったのですが、決勝前に自分の選択したセットが悪い方向になってしまったので、それが残念です。次回も頑張ります」
34台がバトルし大迫力のYAMAHA SSクラス。先頭の77号車が勝った小原
34台がバトルし大迫力のYAMAHA SSクラス。先頭の77号車が勝った小原
 [トヨタSLカートミーティング SUGOカートレース第4戦](1周=952m/路面:ドライ)
▽YAMAHA SS(16周)
 順  ドライバー(チーム)           タイム/差     G
 1 小原侑己(KRS−DAI)    11分41秒022   1
 2 池田有杜(KRS−DAI)        0秒864差  4
 3 大草りき(MOMOX)          1秒555差  3
 4 松浦輝一(RT松浦)           2秒534差  6
 5 馬見塚慧(ブレイクスルー)        6秒419差  8
 6 高橋哲太(北総Jr)           6秒608差 16
 7 塩浜康樹(レーシングジャンキー)     6秒893差  5
 8 加瀬駿介(K.SPEED WIN)   10秒019差 15
 9 佐藤拓夢(KRS−DAI)       10秒221差 18
10 小倉祥太(レイランド福島)       10秒557差 13
11 長内正人(WELLSTONE)     11秒012差  9
12 平賀正悟(エッフェガーラ)       11秒232差 14
13 津野和彦(TKC)           11秒479差  2
14 渡邉研吾(T&K)           12秒464差 12
15 伊勢屋貴史(レーシングジャンキー)   15秒505差 19
 ※G=決勝グリッド。出走36台

▽YAMAHAスーパーSS(16周)
 順  ドライバー
 1 伊勢屋貴史
 2 奈良浩樹
 3 福田薫人
 4 飯島隆史
 5 佐々木まゆみ
 6 田中豊
 7 高木克敏
 8 大川浩
 ※出走8台

▽MAX(18周)
 順  ドライバー
 1 荒川翔
 2 大滝拓也
 3 山田竜平
 4 小関秋宏
 5 森隆
 6 菊地晃功
 ※出走6台

▽X−30(18周)
 順  ドライバー
 1 平 優弥
 2 山川仁也
 3 西村拓真
 4 鈴木啓子
 5 板垣颯人
 6 渡辺光治
 7 渡邉俊輝
 8 柳田勝久
 9 橘田明弘
10 津村知明
 ※出走10台

▽YAMAHA TIA/SUGO FDオープン(16周)
 順  ドライバー
 1 杉本恋人
 2 関根陽幹*
 3 葛原龍優
 4 小野寺春紀
 5 ?橋真美
 6 三ッ木雄大
 7 牧野晃也
 8 佐々木崚
 9 大越柚來
10 小曽戸拓翔
11 寄谷法光
12 加藤広基
 ※出走12台、*=賞典外

▽YAMAHAカデットオープン(10周)
 順  ドライバー
 1 野中誠太
 2 武井遥斗
 3 塚田海斗
 4 高橋直人
 5 濱田虎之介
 6 浅野正睦
 7 上原拓和
 8 滝田真之佑
 9 中村茉桜
10 大草りく
11 渡辺隼大
12 高橋英義
13 川村崚太朗
14 蒲朋希
失格 田崎隼翔
 ※出走15台