パンサー石田一閃! 我慢のポール・トゥ・ウイン
チャレンジカップ第4戦・新東京
ガッツポーズでチェッカーを受ける中島
ガッツポーズでチェッカーを受ける中島
 【新東京サーキット(千葉県市原市)】トップカーターへの登竜門となるチャレンジカップ第4戦が8月26日、日本でも屈指のレーシングカート場・新東京サーキットで開催された。注目はマックスカデットで日本一へ向けて爆進中の中島爽(そう=9)。第3戦で勝利した中島は圧倒的な強さを見せ、見事2連勝を成し遂げた。(敬称略)

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 近年、カート界で人気となってきた『ロタックス・マックス・シリーズ』。日本のローカルレースでポイントを稼ぎ、10月6、7日に行われる日本一決定戦で結果を残した選手には世界選手権への切符が手渡される。ローカルから世界へ、それが近年のユーザーには受け入れられている。

 このカテゴリーは小学校3年生から参戦できる低学年クラス。第3戦で初優勝を果たした中島が、タイムアタックを42秒719でトップ通過した。しかし、ライバルたちも肉薄。宮澤彪吾(ひゅうご=11)が42秒751、箕輪星那(せな=11)も42秒792と迫った。

 しかし予選から中島の速さが光った。スタートでホールショットを奪うと、そのまま後続を振り切ってチェッカー。またTT(タイムトライアル)4番手の飯塚啓介(10)が混戦を抜け出し予選2番手。

 絶好調の中島。決勝ではスタートから全車が中島をマークした。中島は好スタートを切ったものの、飯塚が猛プッシュでトップを奪取。飯塚、中島、箕輪の3台がトップグループを形成し、レースを引っ張った。

 レース中盤、中島が動いた。新東京サーキット名物「モナコヘアピン」で飯塚をパス。焦った飯塚は、次の3コーナーでアウト側から攻めて箕輪に接触しスピン。これがレースを決めた。その後も中島は各コーナーで攻め続け、2連勝を飾った。2位は箕輪、3位争いは森田が制した。

 中島は「今回も難しいレースだった。飯塚選手も箕輪選手もスゴイ勢いがあって、前に出られた時はとても不安だった」とレースを振り返った。「でもスキをうかがって前に出られた。レース展開にも助けられたけど、優勝できてうれしい。監督をはじめチームで獲得した優勝です!」と最高の笑みを浮かべた。
MAXカデットクラスで優勝した中島(中)、2位の箕輪(左)、3位の森田
MAXカデットクラスで優勝した中島(中)、2位の箕輪(左)、3位の森田
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 今大会最多となる22台エントリーとなった“大人の青春クラス”パンサー。決勝は第2戦で優勝した石田未来(みき=38)がポールスタートしたが、ペースが上がらず中盤で前回優勝の若林恒男(41)、予選4番手通過の塩田修司(46)にかわされた。

 しかしレース後半にどんでん返しが待ち受けていた。ファイナルラップの6コーナーで塩田が若林を見事にオーバーテイク。若林も塩田のラインをこじ開けようとしたが次の瞬間、接触して2台とも失速。後ろに付いていた石田が一気にパス。2勝目を挙げ、シリーズもトップに躍り出た。

 我慢の勝利に石田は「ついていくのがやっとだったけど、前の2台がバトルしていたので“もしかしたら…”と期待していた。次も優勝できるよう頑張ります」と気勢を上げていた。
パンサークラスで優勝した石田(中)、2位の若林(左)、3位の塩田
パンサークラスで優勝した石田(中)、2位の若林(左)、3位の塩田
 [チャレンジカップ第4戦](8月26日/新東京/1周=936m/路面:ドライ)
▽MAXカデット(15周)
 順 ドライバー(チーム)        予  T
 1 中島 爽(RTワールド)      1  1
 2 箕輪星那(フラックスMS)     3  3
 3 森田真心(プロリッサMS)     5  5
 4 宮澤彪吾(J−BLOOD)     4  2
 5 飯塚啓介(J−BLOOD)     2  4
 6 武井遥斗(レーヴRT)       7  8
 7 吉田 馨(RTワールド)      8  9
 8 富永叡利(TRW−RACING)  9 12
 9 阿野田竜聖(RS神野)      12  6
10 東 愁汰(スリーケイパ)     10 10
11 本間 春(AKC FESTIKA)11 11
12 中山一真(RT−KYN)     13 13
13 森山冬星(EMATY)       6  7

▽Jrカデット(15周)
順 ドライバー 予 T
1 滝田真之佑 2 2
2 松本和馬  1 1
3 田上蒼竜  3 3
4 大角飛龍  4 4
5 末吉航大  5 5
6 宮澤太樹  7 6
7 川村崚太朗 6 7
8 大竹春樹  9 9
9 原田和弥  8 8

▽コマー60(12周)
順 ドライバー 予 T
1 植田涼太  1 1
2 永井碧人  3 2
3 新井雄貴  2 3
4 小林拓未  5 7
5 湯浅堅斗  4 4
6 西谷真夏斗 6 8
7 引田 翔  8 6
8 小高奈々  7 5

▽Sクラス(15周)
順 ドライバー 予 T
1 小川颯太  1 1
2 武田維麻  2 2
3 山下浩人  3 3
4 新倉涼介  4 5
5 徳永紀京  5 4
6 鈴木裕大  6 6

▽SSクラス(15周)
 順 ドライバー 予  T
 1 丸島 淳  1  3
 2 地頭所 光 3  2
 3 渡邉智裕  2  1
 4 中村 徹  5  6
 5 勝永達也  4  5
 6 武田有見子 6  8
 7 八木 聡  9  9
 8 坂本洋一  7  7
 9 中田聖二  8 10
10 鞠川貴志 10 11
11 森丘博彰 11 13
12 渡辺剛志 12 12
13 森 寿孝 13  4

▽LEO(15周)
順 ドライバー 予 T
1 大高陽彦  1 3
2 進藤正博  2 5
3 大西勝太  4 1
4 岡崎 誠  5 6
5 桜井康寛  3 7
6 香取優希  7 4
7 大瀧 圭  6 8
8 川田 亘  8 9
9 田中照久  9 2

▽パンサー(15周)
 順 ドライバー 予  T
 1 石田未来  1  1
 2 若林恒男  3  6
 3 塩田修司  4  8
 4 長谷川琢磨 5  2
 5 高谷 剛  2  3
 6 藤堂久美  7  4
 7 吉川 誠 14 14
 8 山平家久 22 11
 9 安東由倫 10 12
10 石井 誠 19  9
11 高橋昌巳 16 15
12 山下浩二 21 13
13 中島慎一 18 16
14 東 高史 15 22
15 会田秀人  9 10
16 斉藤義方  6  5
17 小林大輔 17 21
18 舛添憲司 11 20
19 石谷久彦  8  7
20 塚田雅一 12 18
21 松下知己 20 19
22 三ヶ尻知己13 17
 【注】予=予選、T=タイムトライアル順位
コマー60で優勝した植田(中)、2位の永井(左)、3位の新井
コマー60で優勝した植田(中)、2位の永井(左)、3位の新井