三村を追い落とす
全日本カート最終戦鈴鹿・KF1クラス
KF1チャンピオンとなった平木湧也(中)。左はチーム代表の松浦佑亮氏(ドライバーの松浦孝亮の兄)(カメラ=ジャパンカート誌)
KF1チャンピオンとなった平木湧也(中)。左はチーム代表の松浦佑亮氏(ドライバーの松浦孝亮の兄)(カメラ=ジャパンカート誌)
 全日本カート選手権の最終戦(第9戦)が14日、三重県・鈴鹿サーキット(国際南コース)で行われ、最高峰のKF1クラスで、平木湧也(15、茨城県)が劇的な逆転で見事チャンピオンに輝いた。

 大会を迎えた段階でタイトル争いに残っているのはランキングトップの三村壮太郎(21、茨城県)、平木、高橋悠之(15、埼玉県)の3人。三村は平木を17ポイントリードして優位に立っていた。

 だが、公式スケジュールが始まると好調だったのは平木。タイムトライアルで総合トップ。予選ヒートは不利もあって6位に終わるが、タイムトライアル(TT)、予選とも8番手と調子の上がらない三村に対しレースを優位に進めた。

 それでも三村有利は変わりない。予選ポイントを加算しても平木は2位以上に入らなければ逆転できないし、三村は4位以上なら無条件でタイトル獲得となるからだ。

 決勝は、朝日ターボらダンロップ勢が1−2で快走。その後方で順位挽回を図っていた平木は、4周目のヘアピンでコースアウトを喫し、13番手まで順位を落とす。これで万事休すかと思われたが、16周目に三村がマシントラブルでストップしリタイア!

 この時点で平木は7番手を走行。ラスト2周を切った23周目には3番手まで上がる。トップ2台との差は約3秒。平木の2位入賞、逆転タイトルは難しいと思われた最終ラップの最終コーナー、何とトップ2台が接触コースアウト。その間げきを縫った平木が朝日ターボに次ぐ2位でチェッカーを受け、大逆転でチャンピオンを獲得した。

 「厳しいレースだったが、チームがいい体制で送り出してくれてチャンピオンが取れたと思っている。来年は希望としてはフォーミュラに挑戦したい」と語った。

 なお、KF2は倉田拓明が優勝でチャンピオンを獲得。FS125は田中海輝がタイトルを獲得した。(ジャパンカート誌)