スクーデリアアトヨロが1P差でGT−2チャンプ
NTCスポーツカートシリーズ最終戦
GT−1の表彰式。なにやらクセ者ぞろい?
GT−1の表彰式。なにやらクセ者ぞろい?
 「NTCスポーツカートシリーズ」は、今年から新東京サーキット(千葉県)で始まった4時間耐久のシリーズ。10月20日に早くも全4戦の最終戦を迎えたが、サーキット所有のレンタルマシンで参加する「GT―2」クラスは募集開始4日で受け付けが終了し、参加者が自分のマシンを持ち込む「GT―1」クラスもエントリー期日前に参加枠が埋まるという相変わらずの人気だ。レース当日は31チーム、総勢120人が4時間耐久を戦い、2クラスともに激戦が展開され、年間チャンピオンがそれぞれ決まった。(敬称略)

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GT−1チャンピオンに輝いたROSSO@GENの勇姿
GT−1チャンピオンに輝いたROSSO@GENの勇姿
 1チームは3〜7人で構成され、全長936mのコースを4時間で何周走れるかの勝負。参加者は30代後半から50代が中心で、「週末ドライバー」と呼ばれるエンジョイカーターが多い。

 20台によるGT−1クラスの決勝は、予選をトップで通過した32号車「ROSSO@GEN」(安藤陽彦代表、45歳)がポールスタートからホールショットを決めた。その後ろに、地元で活躍する24号車「チームオーガスト」(川島直士代表、38歳)と、今回スポット参戦の31号車「RFアオヤマKRT」(萱沼博之代表、42歳)がトップグループを形成し、平穏な序盤になった。

 ところが開始1時間、「RFアオヤマKRT」がパンクのため離脱。さらに「チームオーガスト」もエンジントラブルでピットへ。その間に21号車「アルメンドラ」(佐藤純代表、36歳)が浮上し、99号車「ROLEX@GEN」(志村和美代表)も順位を上げて一時トップを走行。

 しかし、チームワークには定評のある15号車「WYJタクスタ!RT」(望月俊彦代表、47歳)はその持ち前のチーム力でトップグループに追いつく。29号車「フォーティーズ1」(中田清和代表、49歳)はレンタルカートからステップアップしGT―1は初参戦ながら、レンタルで蓄えたレース経験を生かして上位に浮上。目まぐるしく変わる順位の中、給油やドライバー交代をうまく運んだ74号車「Xanaduex」(須藤耕志代表、47歳)も上位に割って入ってきた。

 大混戦となった残り1時間。大きく順位を落としていた「ROSSO@GEN」のエース、大田光紀(24)の猛追が始まった。大田は元全日本ドライバー。ルールにある“助っ人”に該当するためハンディがあるが、それらをものともしない激走を見せ、残り30分でトップに躍り出てそのままトップチェッカー! 最多の291周を走ってこのレースの優勝と同時に、シリーズタイトルも決めた。21号車「アルメンドラ」が2位。アクシデントに見舞われながらも奮闘した31号車「RFアオヤマKRT」が3位。

 年間のシリーズランキングは99号車「ROLEX@GEN」が2位、74号車「Xanaduex」が3位に入った。
表彰台に乗り切れない! GT−2クラスはこの大人数になった
表彰台に乗り切れない! GT−2クラスはこの大人数になった
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 11台が出場したGT−2クラスは大混戦のまま最終戦に突入した。序盤は、決勝ポールを獲得した5号車「MA―LIFE」(二戸晴明代表、36歳)がトップ。5号車とともにシリーズタイトルがかかる1号車「スクーデリアアトヨロ」(田村達基代表、35歳)は、若干出遅れ気味。中盤になると7号車「アンダーフィフティー」(福島崇仁代表、43歳)がポジションアップしてきた。

 ほかに普段4輪やフォーミュラカーなどで活動している9号車「SSK Team1」(宇塚吉幸代表、49歳)と11号車「スピードソウル」(渡辺公之代表、38歳)が初参戦ながらも好調な出だしで上位へ。

 5、1、7号車の3台がし烈なトップ争いを繰り広げるなか、レースが決まったのは残り15分で入ったセーフティーカー(SC)走行中のこと。ピットインしてコースに復帰した際、「スクーデリアアトヨロ」が隊列復帰違反で痛恨のペナルティー。結局、その差が縮まらず、「MA−LIFE」が257周で優勝。続けて「スクーデリアアトヨロ」が1周差で2位、同じ周で「アンダーフィフティー」が3位と、最終戦にふさわしい激しいレースとなった。

 シリーズチャンピオンは「スクーデリアアトヨロ」がわずか1ポイント差で「MA−LIFE」を上回ってチャンピオンを獲得した。
わずか1ポイント差でチャンピオンになったスクーデリアアトヨロの走り
わずか1ポイント差でチャンピオンになったスクーデリアアトヨロの走り
 ○…レース後、恒例のジャンケン大会が開催された。小林可夢偉や本山哲のサイン入りTシャツなどの豪華商品に加え、今回は最終戦にふさわしく、エンジンまでも飛び出したが、獲得したのは30号車「GARAGEおやじ」。ドライバーの代わりにじゃんけんに出場した塚田海斗(9)が見事ゲットした。

 [サーキットからのお知らせ]
 今年で30周年を迎えた新東京サーキットはレーシングからレンタルまでカートを専門とするサーキット。あの“生ダラ”や“クイズヘキサゴン”など数々のメディアで使われる。関東では屈指のレース場として知られており、プロドライバーへの登竜門としても有名。インターネットコンテンツも豊富で、レースの模様は動画で配信中。詳しくは同サーキットホームページまで。
レース後おこなわれた恒例のじゃんけん大会を制した塚田海斗がVサイン
レース後おこなわれた恒例のじゃんけん大会を制した塚田海斗がVサイン
[NTCスポーツカートシリーズ最終戦](1周936m/路面:ドライ)
 ▽GT−1(4時間耐久)
 順  チーム(代表ドライバー)     周回
 1 ROSSO@GEN(安藤陽彦)  291
 2 アルメンドラ(佐藤純)      287
 3 RFアオヤマKRT(萱沼博之)  286
 4 フォーティーズ1(中田清和)   282
 5 Xanaduex(須藤耕志)   280
 6 ROLEX@GEN(志村和美)  280
 7 WYJタクスタ!RT(望月俊彦) 279
 8 INDEX@GEN(池田聡幸)  277
 9 グリーンブレイブG1(岩沢博俊) 275
10 ABOUT(高畑努)       275
11 SRKTエンジョイ(松本和明)  275
12 TEAM IZUNO(伊津野亮) 274
13 幕ぴ@RFアオヤマ(嶋村勝巳)  270
14 K5−RT@GEN(可香谷正樹) 267
15 GARAGEおやじ(植田桂司)  266
16 GARAGEKAIT(鹿倉育男) 261
17 稲門自動車倶楽部(田島誠)    249
18 SUBARU GP(山村厚史)  249
19 チームオーガスト(川島直士)   DNF
20 幕ぴ☆RFアオヤマ(川井敏行)  DNF
 ※DNF=フィニッシュせず

 ▽GT−2(4時間耐久)
 順  チーム(代表ドライバー)     周回
 1 MA−LIFE(二戸晴明)    257
 2 スクーデリアアトヨロ(田村達基) 256
 3 アンダーフィフティー(福島崇仁) 256
 4 SSK Team1(宇塚吉幸)  255
 5 GREENBRAVE(倉田篤史) 254
 6 スピードソウル(渡辺公之)    254
 7 Team HDT(小倉英聖)   253
 8 SSK Team2(江刺家大悟) 253
 9 フォーティーズ2(土堀智史)   249
10 MA−LIFE2(善浪聖)    244
11 チームAOC(寺部和伸)     241
総勢120人が参加したNTCスポーツカート最終戦
総勢120人が参加したNTCスポーツカート最終戦