タイヤ戦争激化
13年全日本カート選手権展望
富士スピードウェイに近いAP御殿場(カメラ=ジャパンカート誌)
富士スピードウェイに近いAP御殿場(カメラ=ジャパンカート誌)
 13年の全日本選手権で最も大きく動いたのが開催スケジュールだ。国際規則にも準拠した「KF1」と「KF2」の2クラスに関しては全国統一シリーズが、国内独自のレギュレーションとなる「FS125クラス」は東西両地域シリーズが開催される。

 昨年までは一部大会でKF1、KF2、FS125の地域シリーズが同時開催となり、さらにはジュニア選手権、地方選手権も併催されるため、日曜日に8レースが開催されるというチームにとって非常に忙しいスケジュールが組まれることもあった。しかし今季は、KF1&2とそれ以外の地域シリーズを完全分離して開催。KF1&2に参戦するトップチームは系列のセカンドチームへのサポートが必要なくなり、より自分たちのレースに集中できる環境が整った。

 開催コースでは東地域に静岡県の「オートパラダイス御殿場(APG)」と埼玉県の「本庄サーキット」が新規コースとして組み込まれた。また、西地域では兵庫県の「猪名川サーキット」が2年ぶりの復活を果たした。

 最高峰のKF1クラスでもっとも注目すべきは本格的なタイヤ戦争の勃発だろう。07年開幕戦以来、最高峰クラスで50連勝を続けてきたブリヂストンの牙城を、昨年の第8戦で突き崩したのがダンロップだ。ダンロップは第9戦でも勝利を飾り、昨シーズンはラスト2戦を連勝で締めくくった。一方ブリヂストンは、シリーズタイトルこそ死守したものの、途切れた連勝を再び積み重ねるための1勝を挙げることができず、連敗を喫したままシーズンを終えた。

 KF1で使用されるタイヤは「スペシャルコンパウンド」と呼ばれ、各メーカーは開催コースや時期、気候に合わせて最適な配合のコンパウンドを採用したワンオフタイヤを持ち込んでくる。タイヤメーカーの技術力、威信がかかる戦いだ。

 引き続きブリヂストンが王朝を維持できるか、ダンロップが02年以来のスペシャルタイヤタイトルを獲得するのか。今季のKF1の最大の注目ポイントになるだろう。
[2013年全日本カートKF1/KF2日程]
 KF1 KF2    開催日      開催地
 1、2  1    4/13、14  琵琶湖スポーツランド
 3、4  2    6/ 1、 2  スポーツランドSUGO西コース
 5、6  3    7/20、21  茂原ツインサーキット東コース
 7、8  4    9/ 7、 8  美浜サーキット
  9   5   10/19、20  鈴鹿サーキット国際南コース