狙うは全国連覇
2012年SL関東シリーズ年間表彰パーティー
4冠を達成した松浦輝一
4冠を達成した松浦輝一
 昨年12月18日、千葉・浦安市の東京ディズニーシーホテル・ミラコスタで2012年SL関東シリーズ年間表彰パーティーが行われ、約300人の関係者が出席した。今回は関東の5サーキットの各クラスで表彰された選手を一挙掲載。その中から5人のカーターにスポットを当て、紹介する。(敬称略)

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 この日の表彰者の中で、断トツの成績を残したのがイケメン中学生、フェスティカサーキット「2012 TOYOTA SLカートミーティング フェスティカシリーズ・ヤマハSSクラス」の松浦輝一(てるかず=15)だ。なんと全国、フェスティカ、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎで年間王者に輝き、4冠を獲得した。

 小学6年生の終わりごろからカートに乗り始め、カート歴はまだ3年と浅い。しかし、努力のかいあって、あっという間に頭角を現した。「2011年は3コースで2位でした。それが悔しくて、練習を重ねました」と松浦。ほぼ毎週のようにホームコースのフェスティカなどで走り込み。「両親にお金を出してもらって走り込んだかいがありました。シーズンを終えて、満足感でいっぱいです」と笑顔を浮かべた。

 今後の目標は「全国連覇」。将来的には「四輪レースに行こうかな」と考えている。そしてもう一つが進学。高校受験を控えており、「自動車整備の資格が取れるところに進みたい」と具体的だ。「板金屋さんになりたいんです。車が好きだし、車をいじるのも好き」と松浦。趣味と実益の両立。そんな将来設計を思い描いている。

 [フェスティカサーキット・トヨタSLカートミーティング フェスティカシリーズ]
順 ドライバー
 ▽ヤマハカデットオープン
1 田崎隼翔
2 上原拓和
3 鶴見翔馬
4 湯浅翔太
5 岡村涼太
 ▽ヤマハTIAジュニア
1 葛原龍優
2 関根陽幹
3 佐久間晴喜
4 中澤 凌
5 加藤広基
 ▽ヤマハSS
1 松浦輝一
2 新山 匡
3 小川一哉
4 原 礼衣記
5 押田直也
 ▽ヤマハスーパーSS
1 迫 成幸
2 宇都木 実
3 阿部徳三
4 斉藤祐一
5 沼口文勝
秋ヶ瀬のヤマハSS王者の村松歩
秋ヶ瀬のヤマハSS王者の村松歩
 サーキット秋ヶ瀬「CAカートレース・ヤマハSSクラス」を制した村松歩(あゆむ=15)は「受験勉強が忙しくてあまり練習できなかったけど、勘が鈍らなかった」とこれまでの貯金を勝因に挙げた。

 小学2年生からカートを始め、中学2年までは月に400〜500周も走っていたという。「最初はそんなに好きじゃなかったけど、そのうちに『自分がやっていくのはこれかな』と思い始めた。将来はカーレーサーになれたらいいな。できればF1、GTもやってみたい」と夢はでっかい。

 しかしその前にまずは受験。「都立高校を目指してます。今が一番、大変なとき」と苦笑いしていた。

 [サーキット秋ヶ瀬・CAカートレース]
順 ドライバー
 ▽コマー60‐EXP
1 龍至恵吾
2 星 涼樹
3 斉藤 凛
 ▽アキガセSS
1 原田誠司
2 篠 和浩
3 林 丈司
 ▽ヤマハカデットオープン
1 野中誠太
2 滝田真之佑
3 野辺旭樹
4 斉藤 麗
5 鶴岡秀磨
 ▽TIAジュニア
1 松本学音
2 関根陽幹
3 鳴門亮太
4 諏佐佳宣
5 長島大和
 ▽TIA−EXP
1 杉本恋人
2 浦上 翼
3 寄谷法光
4 小泉椋靖
5 染谷拓海
 ▽スーパーSS
1 高田 亮
2 守谷 洋
3 浅野城之
4 赤松洋祐
5 高橋和男
 ▽ヤマハSS
1 村松 歩
2 加藤裕一
3 坂入悠斗
4 中村洋司
5 清水大樹
茂原・コマーEXを制した小学5年の石川晴太
茂原・コマーEXを制した小学5年の石川晴太
 茂原ツインサーキットの「2012茂原WEST CUP KART RACE・コマーEX」を制した石川晴太(はるた=11)は、小学5年生。最終戦で優勝してシリーズ優勝を決めた。「うれしかった。楽しいです。将来はF1レーサーになりたい」と愛らしい笑みを浮かべた。

 「もともとF1とかレースとか、車が好きだった。5歳のとき、初めてカートに乗ったけど、エンジン音が怖くてやめちゃった。そのあと小学2年から乗り始めてずっと続けている」という。

 父・真一さん(46)もビートルカップなど4輪レースに出場していたといい「男の子だから競争した方がいい。努力したら勝てる。努力しても勝てないときもある。そういうことを、レースが教えてくれる」と話していた。

 [茂原ツインサーキット・茂原WEST CUPカートレース]
順 ドライバー
 ▽コマーEX
1 石川晴太
2 松山幸生
3 小田 優
 ▽ヤマハSSオープン
1 津野和彦
2 中田匡哉
3 長内正人
4 平松元治
5 長谷川正吾
 ▽Mini Rok
1 山中秀馬
2 神山僚希
3 比留間雄彦
イタコ・ヤマハTIAを制したのはカート歴5年の大沢信一
イタコ・ヤマハTIAを制したのはカート歴5年の大沢信一
 イタコモータースポーツパークの「IMSP SPEED GAMES 2012・YAMAHA TIAクラス」で優勝した大沢信一(43)は「自分にとっては楽しくて、心地よい1年でした」と振り返った。

 カート歴は「ついこの間始めたばかりで、まだ5年」という“遅咲きカーター”。しかし、若いころは自分の愛車をいじって湾岸や首都高速をぶっ飛ばしていた走り屋。「車に1000万円くらいかけましたね。そのあと、カートレースに転向したんです」

 もともとモータースポーツが好きで、知人に「イタコでレースがあるよ」と紹介してもらってから、カートにはまった。最初の2年間は1人で走っていたが、「RS神野」というチームを紹介され、レースに出場。「すごくいいチームで、ここに入っていなかったら、続けていなかったかも」と振り返る。「これからも楽しみながら続けていきます。技術とかカートのいろはを勉強していきたい」。人生を豊かにする最高の趣味となっている。

 [イタコモータースポーツパーク・IMSP SPEED GAMES]
順 ドライバー
 ▽コマー60
1 松山幸生
2 小田 優
3 塚田 翔
 ▽ヤマハカデットオープン
1 湯浅翔太
2 今宮優杏
3 上原拓和
 ▽ヤマハTIA
1 大沢信一
2 東 拓生
3 今井佐智夫
4 菅谷浩幸
5 渡部輝仁
 ▽ヤマハSS
1 山本祐輝
2 新村秀樹
3 平塚軍馬
4 野口貴臣
5 横尾 宙
 ▽ヤマハスーパーSS
1 長内正人
2 長戸和也
3 大堀佳祐
4 岸 高宏
5 笹本康伸
 ▽サーキットの狼GP
1 小寺祥一
2 小谷野政伸
3 小野勝明
4 関根基司
5 望月徹郎
大井松田・ヤマハSS王者の國分太樹は兄を追いかける
大井松田・ヤマハSS王者の國分太樹は兄を追いかける
 大井松田カートランドの「大井松田チャレンジカップ2012・ヤマハSSクラス」を制した國分太樹(ひろき=19)は「国内で活躍できるドライバーにのし上がりたい。厳しいけど、夢はF1です」と言い切った。

 最終戦シリーズチャンピオンを決めたが「今年はとんとん拍子で、ずっと上位にいた。いい1年でした」と國分。9歳からカートを始め、カート歴10年。父親がカートを買ったのがきっかけで、兄、國分の3人で始めたという。兄の一磨は鈴鹿レーシングスクールを首席で卒業し、その後はホンダからフォーミュラチャレンジジャパンに出場し、活躍した。

 その兄のサポートを受け「ボクもどこかできっかけを作って、フォーミュラにいきたい」と思い描いている。「レベルの高い人はたくさんいる。だから目標を高く」と夢に向かって突き進む。

 [大井松田カートランド・大井松田チャレンジカップ]
順 ドライバー
 ▽レンタルT4
1 高橋虎誉
2 南澤拓実
3 持田孝司
 ▽ヤマハTIAジュニア
1 木下藍斗
2 土志田洸彰
3 高橋虎誉
4 源平伊吹
5 戸澤 諒
 ▽ヤマハスーパーSS
1 鹿野宏高
2 鈴木一史
3 菅野勝義
4 中井博之
5 村崎義大
 ▽ヤマハSS
1 國分太樹
2 満田隼矢
3 澤尻拓也
4 飛田陽宏
5 高橋拓真
 ▽PRD
1 加藤久佳
2 竹下芳裕
3 座本美奈子
表彰式の最後に笑顔をみせる参加者たち
表彰式の最後に笑顔をみせる参加者たち