第177回
今年の鈴鹿8耐で伊藤真一は、左手甲を骨折しながら決勝レースに挑んだ。腫れ上がった手。大きいグローブをつけての熱走を見せた。今年51才。1993年当時は26才。以来、2輪、4輪と多くのレースを経験。8耐では歴代2位の優勝4回。PP7回。言わずと知れた全日本ロードのレジェンドライダーである。
今年の鈴鹿8耐で伊藤真一は、左手甲を骨折しながら決勝レースに挑んだ。腫れ上がった手。大きいグローブをつけての熱走を見せた。今年51才。1993年当時は26才。以来、2輪、4輪と多くのレースを経験。8耐では歴代2位の優勝4回。PP7回。言わずと知れた全日本ロードのレジェンドライダーである。
 シーズン最後のレースだった。その最後のレースで、グランプリ帰りの伊藤真一は、これまたグランプリ帰りの青木宣篤と大接戦を繰り広げ、2着に敗れた。

 伊藤は「30点の出来だった。でも、どんな状況であれ勝てなければ……」と厳しい表情でレースを振り返った。

 対して宣篤は、「筑披は得意だし、日本に帰.....
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