第237回
1993年、WGP250ccクラスにグランプリデビューを果たした原田哲也さんは、デビューシーズンで世界チャンピオンに輝いた。衝撃のデビューウイン(オーストラリアGP)。最終戦FIMグランプリ(スペイン・ハラマ)では4勝目を挙げて感動の逆転チャンピオンに輝いた。復刻・世界2輪GPサーカスの第237回は、怪我に泣いたその翌年のことを書いたものである。(写真/93年日本GP・赤松孝)
1993年、WGP250ccクラスにグランプリデビューを果たした原田哲也さんは、デビューシーズンで世界チャンピオンに輝いた。衝撃のデビューウイン(オーストラリアGP)。最終戦FIMグランプリ(スペイン・ハラマ)では4勝目を挙げて感動の逆転チャンピオンに輝いた。復刻・世界2輪GPサーカスの第237回は、怪我に泣いたその翌年のことを書いたものである。(写真/93年日本GP・赤松孝)
 車が国会議事堂の前に差しかかった時だった。運転席の原田哲也が議事堂を見ながら、助手席の僕に向かって「あの中に入ったことがありますか」と聞いてきた。面食らう僕に、原田はこう説明した。

 「僕は一度もないんてすよ。小学校の時、遠足かなにかで国会に行くことがあったんだけど、その日僕はボケバイのレース.....
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