第42回鈴鹿8耐特集
TONE RT SYNCEDGE 4413のマシン
TONE RT SYNCEDGE 4413のマシン
 全日本ロードレース選手権JSB1000クラスのトッププライベートチーム「TONE RT SYNCEDGE4413」(マシンはBMWS1000R、タイヤはピレリ)は、2013年に発足、監督の山下祐は「その向こうへ」をキーワードに、チームに関わる全ての人が今の自分を超えることを目指し、レースのプロフェッショナルが集まってお互いを高め合うことをコンセプトに、活動してきました。

 昨年の鈴鹿8時間耐久ロードレースには、星野知也、渥美心、三原壮紫のライダー陣容で参戦、総合46位、SST(スーパーストック)クラス10位という結果でした。今年は引き続き星野、渥美、そして新加入の石塚健で戦います。
TONE RT SYNCEDGE 4413 左から、石塚健、星野知也、渥美心
TONE RT SYNCEDGE 4413 左から、石塚健、星野知也、渥美心
 エースライダーの星野知也は、昨年全日本JSB1000に参戦し、ワークス系トップチームに割って入る予選3位を獲得し、最高位は5位、総合ランキングは12位と、存在感を示しました。雨の速さ、強さには定評があり、若手ライダーたちが「雨の走りを教えて」と殺到するほど。聞かれたことに丁寧に答える人柄も魅力です。本人は「雨だけじゃない」とドライでも速さを見せ、その実力を示しています。

 渥美心はポケットバイク出身、鈴鹿レーシングスクールで腕を磨き、期待の新人として2011年に全日本デビュー。2017年からJSB1000クラスで活躍してきましたが、同年に中京大学を卒業した後は、鈴鹿8耐参戦をターゲットとして戦い始めました。今年は鈴鹿2&4にスポット参戦、準備を整え、鈴鹿8耐参戦します。全日本にフル参戦していないハンデを感じさせない走りをみせ、まだまだ伸びさかりの渥美にも注目です。「昨年の経験を生かして、自分自身の走りに磨きをかけて上位を目指す」と誓っています。

 第3ライダーには、CEVレプソルインターナショナル選手権に参戦している石塚健を呼び寄せました。石塚は2015年にカワサキ系チームから鈴鹿8耐に参戦してSSTクラス3位、翌2016年にはSSTクラス優勝、2017年は2位と、3年連続表彰台を獲得しています。昨年はリタイヤに終わりましたが、鈴鹿8耐SST参戦経験が豊富な若手ライダー。今季、念願のCEV参戦を掴み、その激闘のなかで磨かれた走りを鈴鹿8耐で見せてほしいです。
 チーフメカニックの高村嘉寿は「SSTでの勝利は、確実にやらなければならないことだと思っています。挑戦し続ける中で、チームとして強くなり、全日本から世界の扉を開けるための一歩を踏み出したい」と言い、山下監督は「チーム発足7年目を迎え、昨年に引き続き星野を中心に、鈴鹿での速さに定評がある渥美と石塚を加え、SSTクラスの優勝を獲りにいきます」と目標を掲げています。海外遠征も視野に、確実に前進するTONE RT SYNCEDGE4413の奮闘に期待が高まっています。