第441回
これは今年のオーストラリアGPで撮影したカット。開幕前日、青山博一、中上貴晶、そして代役出場で2年ぶりにグランプリに出場する小山知良が集合、日本料理店で食事をした。2009年、10年は、いつもこうして開幕前日に日本人選手全員が集まって集合写真を撮っている。当時の写真を4枚ほどアップするが、みんな大人になったなあーという感じである
これは今年のオーストラリアGPで撮影したカット。開幕前日、青山博一、中上貴晶、そして代役出場で2年ぶりにグランプリに出場する小山知良が集合、日本料理店で食事をした。2009年、10年は、いつもこうして開幕前日に日本人選手全員が集まって集合写真を撮っている。当時の写真を4枚ほどアップするが、みんな大人になったなあーという感じである
 千葉県と埼玉県はグランプリライダーの宝庫である。千葉県は元世界王者の原田哲也氏を筆頭に宇川徹氏、松戸直樹ほか中野真矢、宇井陽一、青山兄弟など、多くのグランプリライダーを輩出した。今年もGP参戦の5選手のうち、250ccの青山博一とルーキー富沢祥也、125ccの中上貴晶の3人が千葉県出身である。埼玉県は、故加藤大治郎選手を筆頭に今季モトGPに参戦する高橋裕紀、スーパーバイクの清成龍一など千葉県に負けず劣らずである。

 外国人ジャーナリストによく「chibaとsaitama出身のライダーが多いのはなぜ?」と聞かれる。答えに困るが、その理由のひとつは、千葉県には千葉北ポケバイサーキットや茂原ツインサーキット、埼玉には秋瀬サーキットや桶川スポーツランドがあるからではないか、と思っている。

 1年に何度かそういうサーキットに足を運ぶ。先日、千葉北へ「小山知良杯」の取材に出かけた。神奈川県出身でWGP125ccに参戦する小山も千葉北で育った。3歳からポケバイを始めたという小山は「今日来ている子供たちの両親の中にはオレより年下の人がいる。オレもGP5年目。もう26歳になる。GPに行っているとあっという間だね」と時の流れの速さに苦笑いを浮かべていた。

 その日は、120台が参加して大盛況だった。平均年齢7−8歳という子供の元気あふれる走りを見ながら、小山の父・国夫さんと昔話に花を咲かせた。「知良が子供のころ、原田選手が千葉北に来たことがあって、ものすごいオーラで近寄りがたかった。やっぱりGPライダーは違うね皆で言っていたんだ」と懐かしそうだった。

 ポケバイやミニバイクは、世界にはばたいた選手たちの協賛大会が数多く開催されている。世界で活躍する選手と身近に接する機会は、子供はもちろん、親にも刺激になる。GPに参戦したころに始まったという「中野真矢杯」からは、中上と今年から参戦する富沢のGPライダーが誕生した。これからも千葉、埼玉から多くのGPライダーが生まれるに違いない。

 今年のオフも選手の取材で千葉、埼玉に出かけることが圧倒的に多かった。「なぜ千葉、埼玉が多いの?」という外国人の疑問に、「大ちゃんは埼玉で、哲ちゃんは千葉出身。伝統は受け継がれるんだよ」と、元世界王者を引き合いに出し、分かりやすく答えられる時代が来ているのかもしれないなあ、と思っている。 (GPライター)

■2009年1月15日掲載



 これは2009年に行われていたライダー集合の写真である。インディアナポリスGPは、タカこと中上貴晶のサーキット入りが遅れたため、仕方なく、ピットのパーテーションを外して参加してもらった。サンマリノGPはレギュラーの4人。オーストラリアGPとマレーシアGPは、終盤の4戦に出場することになった青山周平も参加している。木曜日になると飛び魚が時間を決める。それをしょーやが選手たちに伝えにいく。ライダーの所属するチームのホスピタリティでジュースやコーヒーを飲んだりしながら、いろいろ情報交換をする。それをシーズンを通してやっていたのだから、いい時代だったなあと思うのだ。


インディアナポリスGP
インディアナポリスGP
オーストラリアGP
オーストラリアGP
サンマリノGP
サンマリノGP
マレーシアGP
マレーシアGP