先月7月28日、TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ(TGRラリー)ラウンド7石狩大会(北海道)に、トヨタモビリティ東京のGR東京レーシングのドライバーとして出場しました。

 この日は快晴。北海道とはいえかなり蒸し暑い中、バンダイナムコ「ドリフトスピリッツ」のキャラクター「三刀流のナナミ」でラッピングされた「86」マシンで、北海道でのラリーに初参戦となりました。
 今回のコースには一部グラベルがあるため、タイヤの選択に悩みましたが、グラベルはSS1とSS4の途中2km程度ということで、ターマックタイヤを選択しました。

 ただ、地元勢はグラベルをターマックタイヤで走ることの難しさをよく把握していて、スタート前、私の車を見るなり「そのタイヤで行くの!?男前だね」と、あちらこちらで声をかけられました。その時はそれが意味するところにまだ気が付いていませんでした…。

 私自身は、ドリフト競技ではもっとシビアな路面でウォームアップ無しの本番2本勝負で戦ってますし、毎年冬は山籠りをして雪の練習も行っているので、スライドコントロールには抵抗はありません。
 しかし、タイヤを選択できるラリー競技やタイムを競うとなるレースとなると、ドリフトレースとは異なる点が多々ありました。

 当初は「グラベルの距離は短いから」とターマックタイヤで勝負をしたわけですが、結果的には、グラベルのタイムで大きく差が開いてしまいました。その差を埋めようとSS4は攻めましたが、ターマックとグラベルの境界地点の路面がSS1のときに比べかなり汚れていて、ラリーでは初めてのスピン…。それが致命的なミスとなりました。

 ターマック区間はオール1位ながら、SS4でのスピンでは狭い道幅に私の86が真横にスポッとハマってしまい、少なく見積もっても10秒以上のロス。とても手痛いミスになり、結果はクラス3位でした。
 今回のようなコースや経験は初めてで、周りからは「それも経験」と言ってなぐさめてもらいましたが、これまでも、チームにはいろいろな練習機会を与えてもらったり、ペースノート(SS区間の情報をまとめたノート)作りもうまくなってきて、ドライバー・コドラの呼吸もばっちりと合い、さらにパーツショップ「PIT ORC」さんのご協力のお陰で(今回も小倉クラッチチームにエアー圧のアドバイスを求め、快く教えていただきました)車の動きも良くなってきていました。

 今回、本気で前出場大会に続けて連続優勝を狙っていたので、クラス3位には正直「キーーー!!!」ってなるくらい(笑)、とっても悔しかったです。

 東京からはるばる北海道までやって来たからには、北の大地のおいしい食材を肴に優勝祝いの乾杯を堪能したかったのですが、【チクショウ会(笑)】となりました。それでも、コドラの寺田昌弘さんはいつもニコニコ優しかったです。
 余談ですが、今回、北海道外から参戦した86クラスの選手らは、ほぼ全てが私と同じタイヤ選択をしました。後から聞くと、それは地元的にはありえない選択だとか(汗)。

 負けず嫌いな塚本が少し大人になって考えると、こうした長距離の遠征の経験って、失敗も多いかもしれませんが、得る経験も大きいなぁと感じました!

 TGRラリーならではの開催地・コースの良さも楽しみながら、ラリーに必要な経験も積めるので、また一つこのラリーシリーズの楽しいポイントを見つけた感じです!

 次の私のラリーは、TRDラリーカップ秋田大会(10月19日、20日)です。TGRラリーからひとつレベルアップしたシリーズなので、さらに気を引き締めてがんばりたいと思います!!秋田に行くのもすごく楽しみです!