三重県・鈴鹿ツインサーキットで3月8日、私にとって今季のドリフト大会初戦となるMSC第2戦に参戦しました。

 今回は無観客での開催となり、選手やチーム、スタッフにはマスクの支給や消毒液の設置など、新型コロナ感染防止対策を徹底されました。また、主催者のMSC岩田和彦代表から今回の無観客開催を決断した経緯の説明があり、「経済活動を停滞させないことも大事」という言葉が印象的でした。
 当日は朝から大雨でしたが、エキスパートクラスにはフォーミュラDやD1ライツで活躍する強豪選手38人がエントリー。

 私は昨年のMSC最終戦に続き2回目となる鈴鹿ツインサーキット。フォーミュラD開催時と同様、逆走から壁沿いのゾーン1、査員席前のタイヤバリアすれすれのゾーン2、そして立ち上がりのS字に2箇所のクリップポイントを通り、減点方式で採点する単走予選が行われました。

 スタイル、ライン、アングルの3項目を3人の審査員がジャッジし、38台から上位16名が追走決勝へ進めます。

 今季は小倉クラッチ社のインショップ型ファクトリー「PIT ORC」にマシンを仕上げてもらうことになり、またダンロップタイヤ(ディレッツァZIII)は縦横のバランスも良く、ヘビーウェットでも安定。ドライバーとしてすごく扱いやすくて、難しい路面への対応に集中することができました。

 そして、スポッターの的確な指示、メカニックの完璧なサポートで、ヘビーウエットによるクラッシュやコースアウトが相次ぐ中でも、私たちはチーム力を発揮しました。
 単走予選は2位で通過。単走優勝も狙えた中だったので、少し悔しい気持ちはありましたが、上位での予選通過は追走決勝で戦うためには大きなプラス要素であり、チームとして結果を素直に喜ぶことにしました。

 そして迎えた追走決勝。予選上位を通過した私は先行からのスタート。2台で争う追走では、先行・後追いで1回ずつ走り、敗者を決めます。

 先行では、単走同様の走りをどれだけできたのか、それに対して後追い車両がどれだけ合わせることがでるか、という点で勝敗が決まり、ラダーを勝ち上がっていきます。

 迎えたベスト8戦で、先行車両がスピン、それを避けきれず相手に接触し、会場は凍りつく場面がありました。ただ、幸い私のマシンは足回りの破損は免れ、勝ち上がることができました。しかし相手のマシンは大きく破損し、こういった状況での私の技術がまだ足りていないことを反省しました。
 気を取り直して挑んだベスト4戦。雨は徐々に止んでいき、刻一刻と路面の状況は変わっていく中、ゾーン2の立ち上がりで先行車に少し置いていかれ、タッチの差で敗退…。結果は追走決勝(総合)3位で終えました。
 今回の結果は、難しい路面状況、強豪選手が揃った中だったので、次への自信に繋がると思います。また、無観客開催という状況でしたが、次回はぜひ皆さんを目の前に応援していたける場で、優勝を飾りたいと思ってます。

 今季の塚本奈々美のドリフト活動にも応援をよろしくお願いします。