第20回
 先週末、今季2回目の片山右京チャレンジ・スクール(KCS)を相模原市・相模湖にある「みの石滝キャンプ場」で行った。今回はカヌー&キャンプ。湖上でも端の方で流れがなく、穏やかで子どもや初心者でもカヌーの体験ができる。

 リバー・カヤックやカナディアン・カヌーなどもあるが、今回は初心者がメーンなのでシット・オン・タイプという比較的バランスのとりやすいカヤックを使った。ブレード(ヒレの部分)が片側だけのパドルを使ってこぐものをカヌー。ブレードが両側に付いているパドルでこぐものをカヤックと呼び、呼び名の定義は難しいが、一般的に俗称としてカヌーと呼ばれているケースが多いようだ。

 この湖に面したキャンプ場への行き方が興味を誘う。徒歩やクルマでは着けず、モーターボートが専用の桟橋まで送り迎えしてくれ、それに乗らなければキャンプ場には着けないというわけだ。

 参加者は子ども、大人合わせ約30人。今回は子どもの体験に対し、保護者が自分の子どもだけでなく近くの子どももフォローするというスタイルを取った。子どもは自分のチームを中心にケアし合い、自分本位にならないよう心がける。さらに優れた技術と教習能力をもったキャンプ場のオーナーが自らメーン・インストラクターとして参加者をカヌーの世界へ導いてくれた。

 きちんと安全面を考慮したスペースの範囲で湖上に出るが、ちょっとした油断が水際の事故へとつながる。単に楽しく上手にこげるようになろう、ではない。カートでも共通するが、基本は時間をかけてしっかりと教える。時には厳しい。大事なことを聞き逃し、危ない場面での対処ができなくなる可能性もあるからだ。

 そういう安全性を身につけた上で、カヌーを通じて心身ともに磨かれながら魅力的な乗り物として楽しさが倍増してくると感じる。現に子どもは先生の話をしっかりと聞いていた。そして初めてカヌーに乗る。その緊張感がすごく伝わってきた。最初は戸惑い、うまく操作できない子もいるが、あっという間に上手に制御できるようになり、2日目には更に速くこげたり自由に操作できるようになってくれた。

 保護者の方々も協力してくれ、2日間の日程を無事終了できた。最後はぜひまた参加したいと言ってくれるのが本当にうれしい。KCSのテーマ「挑戦すること」「あきらめないこと」「頑張ることは恥ずかしくないこと」「体は心が動かしていること」。これを皆が楽しみながら身をもって体験し感じてくれ、本当にありがたい。今回も子どもたちから大きな可能性やパワーをもらえ、次のKCSが楽しみでならない。

 次回開催は9月初旬。群馬県沼田市の「グラーネライディング倶楽部」という施設を利用させてもらい、馬と牧場の体験をしてもらう。詳しくはTeamUKYOオフィシャルサイト( http://k-planning.co.jp/ )で。(レーシング・ドライバー&冒険家)