第120回
 東北ネタが続くが、9月に福島県北塩原村で開催される「第7回裏磐梯スカイバレーヒルクライム大会」に出場することになった。北塩原村の多目的広場からスタートする標高差580m、距離16kmの山岳レースで、裏磐梯高原の桧原湖を望む白布峠の頂上まで駆け上がる。

 この白布峠は日本百名山の一つ西吾妻でもあり、コースのいたるところで風光明媚(めいび)なパノラマが広がるすてきなコースだ。この大会、実は震災があった去年も第6回を開催している。ただ、地元福島県からの参加が減ったり、また風評被害もあって盛り上がりに欠けたそうだ。

 無理も無い。先週も書いたが、周辺まで含めて幅広い経済活動が元に戻るまでは、本当に元の生活は戻らない。でも、このような大会が継続されるのは、とても良いことだ。そこを起点としていろいろなことが回り始めるし、人々には笑顔が生まれるからね。

 実はここのところ、体調が絶好調! 人生最高のコンディションかもしれないほどだ。そして普段、ヤビツ峠や自宅から相模湖周辺までの高低差のあるコースを走る僕にとって、坂は慣れたもの。いや、慣れたものというより、坂が無いと走った気にならないと言うべきか。しかも、タイヤはハイグリップを履いてグイグイ体力に任せて登るつもりだ。

 50手前のいい歳のおっさんだが「優勝狙います!」と宣言しよう! 元F1ドライバーの中年男に挑戦したいという若者がいたら、どんどんかかってきなさい。真っ向から勝負する。もちろん、同年代や先輩方々も大歓迎。僕に勝っても何も出ないが、挑戦者がたくさん登場すればするほど大会が盛り上がる。

 しかし、実は僕にとってヒルクライムはまったくの専門外。正直どう走るのかよく分かっていない。今から負ける言い訳を準備しておくわけではないが、僕には全力で闘うことだけしかできない。でも、ハートだけは熱いから、僕を追い越す時は要注意。顔をのぞき込んで「あっ! 右京だ。おっさきー!」なんて言われたら、そりゃもうあなた、鬼の形相で抜き返す。だから静かに気づかないそぶりで抜くのが、あなたの身のためです。僕に食いつかれたら勝つまで離しませんからね。

 「第7回裏磐梯スカイバレーヒルクライム大会」の開催日は9月2日の日曜日。すでに受け付けは開始されているから、大会名でネット検索すれば詳細は確認できる。ぜひ、夏休みが終わった直後の裏磐梯を、一緒に走ろう。(Team UKYO代表)