▼(44).L・ハミルトン=(優勝)

 今日のレースは自分のキャリアで最もハードなレースのひとつだった。本当に激しかったんだ。

 残り20周の時点では、最後まで持つわけがないと思っていた。クラッシュすると思っていたほどだ。それくらいマシンと格闘していたんだ。タイヤのグリップはまったく残ってなかったし、マシンをコース上に留まらせることすらすごく難しかった。“ニキ(ラウダ)だったらどう対処するのか?”って自問自答していたよ。

 自分にとって最もタフなやり方、つまり持てるすべてを出し尽くそうとしたんだ。集中を切らさず、ミスをしないようにね。今日彼が僕を見てくれていたことは分かっているし、ニキが僕の側にいてくれたから何とか対応できたんだ。

 今日は彼のカラーリングのヘルメットを被っていたから、ガッカリさせたくはなかった。彼は僕の心の中にいて、今週末は本当に彼に届けたかったし、プレッシャーになんて負けないと誓ったんだ。今日の優勝をニキに捧げるよ。

▼(77).V・ボッタス=(3位)

 自分のレースはピットで決まってしまった。セーフティカー中にダブルでピットストップをしてしまったんだ。最初にルイス(ハミルトン)、次に僕といったオーダーでね。ベッテルとフェルスタッペンもピットインしてきて、僕がピットアウトする時に、ちょうどマックス(フェルスタッペン)がピットを離れるタイミングと重なり、僕らはサイドバイサイド状態となった。お互い接触し、逃げ場がなく僕はウォールにヒットして右フロントがパンチャーになってしまった。そのため次のラップで再びピットストップをする羽目になった。その時点では集団の最後尾になってしまうと思ったが、わずか数ポジションしか失わなかったので、不運と幸運が同時に訪れたような感じかな。

 予選よりも下の順位でフィニッシュすればいつだって落ち込むものだが、自分のペースは週末を通じてすごく良かったし、自分とチームにとって価値あるポイントを獲得できた。

 今朝最初に思ったことは、ニキ(ラウダ)のためにもいい走りをしたいということで、彼のためにも優勝したかった。結局僕はできなかったが、ルイスが実現してくれたので、ニキは今、誇らしく思ってくれているはずだよ。