目標F1「ぐずぐずしている暇ない」〜平川、次の闘いに臨む
第7戦決勝
3連勝で東京中日スポーツ賞を受賞した松下(右から2人目)と読者プレゼンターの久末明さん(同3人目)。左端は土岐・東京中日スポーツ総局長(カメラ=多賀まりお)
3連勝で東京中日スポーツ賞を受賞した松下(右から2人目)と読者プレゼンターの久末明さん(同3人目)。左端は土岐・東京中日スポーツ総局長(カメラ=多賀まりお)
 【富士スピードウェイ(静岡県)多賀まりお】フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)第3ラウンド(第5、6、7戦)=東京中日スポーツ後援=は2日、第7戦決勝を行い、断続的に降った雨の合間に現れた晴れ間によりドライとなって、通常より6周多い21周で行われた。レースは好スタートを切った松下信治(18)が2位の清原章太(19)に17.467秒差をつけ、3戦連続ポール・トゥ・ウインの完勝。3位に入ったランク首位の平川亮(18)に3ポイント差と肉薄し、逆転タイトルへ向け、一気上昇のムードだ。

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 この日も初日同様、時折強い雨が降る不順な天候。しかし、一時晴れ間がのぞき、一部にウエット部分が残ったものの、ほぼドライ状態でセッション開始。ぬれた外側の2番グリッドだった清原がスタートでわずかに後れを取る一方で、ポールから好スタートを切った松下は1コーナーまでに後続をリード。ファステストラップを更新しながら独走状態を築き、そのまま拳を突き上げてチェッカーを受けた。

 今大会2度目の東京中日スポーツ賞を受賞した松下は「路面がぬれた状態でスタートしたんですが、走り始めたらドライ。通常の15周より長い21周のセッションはやっぱり長かったけど、100点満点の内容でした」と会心の笑み。

 これで、タイトル争いでもランク首位の平川を3ポイント差に追い上げた。「残る鈴鹿での2ラウンド(第8、9戦/第10、11、12戦)でも全勝したい。目標のF1に行くためにも、今年タイトルを決めて上に行きたい。ここでぐずぐずしている暇はないんです」。FCJルーキーながら速さと強さを兼ね備え、さらに勢いにも乗っている松下。大物のムードを漂わせながら、将来を見据えている。

 ○…松下の快進撃で、FCJのタイトル争いは一気に混戦状況に突入した。今大会の3戦でついに1勝も挙げられなかったポイントリーダーの平川亮は、松下の猛烈な追撃の前にはさすがに渋い顔。それでも沈んでばかりはいられない。「まあ、終わったことは仕方がないですよ。いくつかある課題を解決して、次の鈴鹿の戦いに臨みます」と、気持ちを切り替えていた。