チャンピオン争いはディクソン首位で最終戦へ
第16戦ポートランド決勝
第16戦ポートランドで通算3度目の優勝を果たし、歓声に応える佐藤琢磨(中央・レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)(AP=共同)
第16戦ポートランドで通算3度目の優勝を果たし、歓声に応える佐藤琢磨(中央・レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)(AP=共同)
 自動車のインディカー・シリーズ第16戦は2日、米国オレゴン州のポートランド・インターナショナル・レースウェイで決勝が行なわれ、日本の佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が今季初、通算3回目の優勝を飾った。

 ロードコース105周のレースは、1周目に起こった多重クラッシュにポイントリーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が巻き込まれて遅れる波乱の立ち上がり。また、ポール・ポジションのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)もマシントラブルのため中位に順位を落とす。イエローフラッグが計4回出たことも追い風となり、レース後半に入ると燃費走行でピット回数を減らす戦略をとった佐藤、ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)が上位へ浮上。20番手スタートと予選は苦しんだ佐藤だったが、75周目に最後のピットを終えると実質トップでコースに復帰。あとは後続のハンターレイとの差を冷静にキープしながら逃げ切り、今季初勝利をつかんだ。2位には0.6084秒差でハンターレイが入り、3位にセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)が続いた。

 年間チャンピオン争いは最終戦を残し、このレースで5位に入ったディクソンが598ポイントとしてリーダーを守り、8位だったアレキサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)が29ポイント差でそれを追う展開となっている(共同通信デジタル)