チャンピオン争いはニューガーデンが一歩前進
第15戦イリノイ決勝
イリノイで通算5回目の優勝を飾り、声援に応える佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)(AP=共同)
イリノイで通算5回目の優勝を飾り、声援に応える佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)(AP=共同)
 自動車のインディカー・シリーズ第15戦は24日、米国イリノイ州のゲートウェイモータースポーツパークで決勝が行なわれ、日本の佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が今季2回目、通算5回目となる優勝を飾った。

 レースはオーバルコース248周で争われ、5番グリッドの佐藤はスタートで遅れ16番手まで順位を落とす。前戦優勝のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が序盤にクラッシュ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)もトラブルで大きく後退と、有力ドライバーが脱落する波乱の展開となり、ルーキーのサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング)がトップに立って主導権を握る。122周目、クラッシュに伴うセーフティカー導入があり、直前に給油を済ませていた佐藤にライバルより残りの給油ピットインが少なくて済むチャンスが生まれる。ここからプッシュを開始して順位を上げる佐藤は188周目、他車が給油のタイミングでトップを奪う。終盤、セーフティカー導入のタイミングにも恵まれて首位を快走する佐藤は、残り2周からエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)の激しい追い上げを受けたものの僅差で逃げ切り、今季2回目の勝利を手にした。佐藤は通算5回目の優勝で年間2勝はキャリア初。

 2位には0.0399秒差でカーペンターが入り、3位にトニー・カナーン(A.J.フォイト・エンタープライゼス)が続いた。年間チャンピオン争いは、今回7位で563ポイントとしたジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)のリーダーは変わらないものの、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が525ポイントで2位に浮上し、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が517ポイントで続いている(共同通信デジタル)