発売は4月2日
ホンダ最年少の椋本陵・開発プロジェクトリーダーが胸を張って披露したS660(カメラ=田村尚之)
ホンダ最年少の椋本陵・開発プロジェクトリーダーが胸を張って披露したS660(カメラ=田村尚之)
 ホンダは30日、新型の軽自動車スポーツカー「S660」を発表した。発売は4月2日。エンジンを車体中央に搭載するミッドシップレイアウトを採用して機敏なフットワークを実現し、本格的な造り込みで走る喜びを追求した。ホンダがミッドシップの軽スポーツを売り出すのは「ビート」(1991〜96年)以来。

 開発責任者に大抜てきされたのは椋本陵さん(26)。本田技術研究所の50周年コンペ(2010年)に出品したスポーツカー案がグランプリを受賞し、11年にホンダ最年少の23歳で開発責任者に就任。「クルマ離れとされる僕らの世代から、クルマの楽しさを発信したい」との思いでS660を生み出した。
運転席周りはまさにスポーツカーのS660(カメラ=田村尚之)
運転席周りはまさにスポーツカーのS660(カメラ=田村尚之)
 エンジンは660ccの直列3気筒ターボ(64馬力&10.6kgf・m)で、6速MTは毎分7700回転(CVTは7000回転)まで回せ、高回転で走るスポーツドライビングに対応。また、ミッドシップ採用で車体前後の重量配分が45対55と理想的な数値になり、機敏なフットワークを実現したという。

 価格は基本モデル「β」が198万円、装備充実の「α」が218万円。限定660台の「S660 CONCEPT EDITION」は238万円。軽自動車としては高めの設定ながら、中身を考えれば決して高くない。(田村尚之)
S660のミッドシップレイアウトのエンジンはターボをパワーアップ(カメラ=田村尚之)
S660のミッドシップレイアウトのエンジンはターボをパワーアップ(カメラ=田村尚之)
 [納期] S660は人の手と機械を組み合わせた少量生産体制のため、月販目標は800台ながら初期生産分の3000台は全て受注済み。現在予約を入れても、7月以降の工場出荷になる。