フォルクスワーゲンが公開したEV専用ブランド「I.D.」の試作車=11日、ドイツ・フランクフルト(共同)
フォルクスワーゲンが公開したEV専用ブランド「I.D.」の試作車=11日、ドイツ・フランクフルト(共同)
 【フランクフルト共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は11日、グループで2030年までに電気自動車(EV)など車の電動化に200億ユーロ(約2兆6000億円)を超える投資を行う計画を発表した。グループの全約300車種に電動化モデルをそろえる方針だ。

 ロイター通信によると、ドイツ自動車大手ダイムラーのツェッチェ社長も11日、22年までに高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」の全ての車種に電動化モデルを用意する考えを明らかにした。

 欧州でのディーゼル車離れや、中国の大気汚染規制の動きに対応する。

 VWは、車に搭載する電池性能の向上のほか、工場設備や充電設備を整える。25年までに80車種の新型車両を投入。このうちEVが約50車種、プラグインハイブリッド車(PHV)が約30車種になるという。ミュラー会長は「自動車産業の(電動化への)変革は止められない。VWがそれを主導する」と語った。

 また、VW傘下の高級車アウディは11日、ハンドルやペダルがない完全自動運転によるEVの試作車を公開した。1回の充電で800キロまで走行できることを想定している。具体的な実用化の時期は未定。