教育試験では“カンニング”も
記者会見の冒頭、謝罪するスバルの吉永社長(手前)と大崎篤品質保証本部長=東京都渋谷区で(松崎浩一撮影)
記者会見の冒頭、謝罪するスバルの吉永社長(手前)と大崎篤品質保証本部長=東京都渋谷区で(松崎浩一撮影)
 SUBARU(スバル)は19日、国の規定に反して新車の無資格検査をしていた原因や再発防止策をまとめた報告書を公表した。国土交通省などによる工場への監査で、無資格者を検査ラインから一時的に外すなど隠蔽(いんぺい)とも取れる対応があり、教育課程で試験官が試験の答えを教えるなどの不正があった。吉永泰之社長は東京都内で記者会見して謝罪し、自身を含む役員が12月から報酬の一部を自主返上すると表明した。

 無資格検査は1980年代からあった可能性があり、90年代には定着していたという。国交省は無資格検査をしていた日産自動車とスバルに対する刑事告発も含めた処分を年明け以降に判断する見通しだ。

 問題の影響で、12月の車の国内受注は前年同月比7割程度の水準に低迷しているという。ただ対策を優先し、年内はテレビCMの自粛を続ける。