コンパクトワゴン&SUV
スズキが売り出した新しいクロスオーバーワゴン「クロスビー」。鈴木俊宏社長もご満悦の仕上がりだ
スズキが売り出した新しいクロスオーバーワゴン「クロスビー」。鈴木俊宏社長もご満悦の仕上がりだ
 スズキは25日、新しい小型車「クロスビー」を売り出した。大人気の軽自動車「ハスラー」の兄貴格にあたるスポーツタイプ多目的車(SUV)ながら、同社の小型車専用プラットフォームを使って一から造り上げた。ユニークな外装デザインに加え、リアシートが大きくスライドするなど使い勝手の良さも魅力になっている。 (ペン&カメラ=田村尚之)

 今年の東京モーターショーで参考出品されたクロスビーがついに市販化された。約4年前の2014年1月に売り出され、累計35万台を売り上げたハスラーの小型車版だが、共通するのはコンセプトと外観のイメージのみ。全てを小型車用に作り直した。

 搭載エンジンは排気量1リットルの3気筒ターボ。そこに簡易型のマイルドハイブリッドと6速ATを組み合わせた。車格を考えると余裕のパワーで、JC08モード燃費は前輪駆動が22キロ/リットル、4WDでも20・6キロ/リットルを記録する。

 先進の予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を備え、自動ブレーキと呼ばれる衝突被害軽減ブレーキには、小型車初の後退時のサポートも備える。

 サイズは全長3760ミリ×全幅1670ミリ×全高1705ミリ。内外装ともハスラーをほうふつさせるオシャレでポップなデザインを採用しているが、SUVとしての能力も高い。リアシートは左右独立して165ミリもスライドし、状況に応じた使い方ができる。もちろん、シートを倒して大きな荷室とし、アウトドアスポーツの相棒としても使える。

 価格はMXの176万5800円と、MZの200万3400円。4WDはそれぞれ14万2560円高い。月販目標は2000台に設定した。

 最近の国内市場ではコンパクトワゴンとSUVがじわじわと人気を上げているが、その2つを満たすのがクロスビー。新たなブームの予感だ。
ポップな印象の室内
ポップな印象の室内
後席シートは多彩なアレンジができる
後席シートは多彩なアレンジができる