「eスポーツのGPやりたい」
自工会会長として
自工会会長に就任したトヨタの豊田章男社長(田村尚之撮影)
自工会会長に就任したトヨタの豊田章男社長(田村尚之撮影)
 自動車大手が加盟する日本自動車工業会(自工会)会長に就いたトヨタ自動車の豊田章男社長(62)が4日、報道陣の取材に答え、同会が主催する来年の東京モーターショーでテレビゲームを競技化した「eスポーツ」の国際大会を併催する構想を語った。

 「eグランプリ(eスポーツ)の世界大会を東京の会場でやるのは面白い。どこまでできるか分からないが、ネット世代を取り込むこともできる」

 米国の家電ショーに自動車メーカーが積極的に出展する背景を踏まえ、異業種とのコラボレーションで活性化したい狙いがある。まだ構想段階ながら、予選を勝ち抜いた各国の代表が日本で世界大会を開ければ、海外メーカーの出展が減少傾向にある東京モーターショーの注目度が再び高まることは間違いない。

税負担減らしたい

 同会長はまた、最重要課題として自動車保有者の負担軽減を挙げた。「今年は税金。世界的にとんでもなく高い、保有にかかわる税金を何とかしたい」。国内市場の低迷を招いている一端とも言われる高い税金を欧米諸国並みにしたい意向だ。

 自工会の調べでは、車両価格180万円の車を13年間保有することによる税負担の比較では、日本の67万3000円(自動車税+自動車重量税)に対し、フランスの0円を筆頭に米国では2万2000円、比較的高いドイツでも23万8000円、英国も28万5000円。このデータと照らし合わせて政府に減税を働きかける。

 「できれば軽自動車(18万3000円)と一緒にすればいい。国際基準と一緒になる」。2012年以来、2度目の会長就任では国内市場の活性化を目的に、来年10月の消費増税を見据えて所有者の税負担軽減に心血を注ぐ。(田村尚之)