吉永社長はCEO辞任
 SUBARU(スバル)は5日、燃費や排ガスの検査データの改ざん問題に関して新たな不正が判明し、再調査を実施すると発表した。不正があった台数は従来の903台から1551台に拡大し、今後も対象は増える可能性がある。経営責任を明確にするために吉永泰之社長は22日付で最高経営責任者(CEO)を辞任。代表権のない会長となる予定で、経営からは事実上身を引き、不正の対応に専念する。

 東京都内で記者会見した吉永社長は「お客さまにさらにご心配をおかけし、心よりおわびする」と謝罪。このほかに社内で不正がないかどうかについて「全くないという自信がない」と述べた。吉永氏はこれまでは代表権のある会長兼CEOに就く予定だった。CEOは中村知美次期社長が引き継ぐ。

 国土交通省によると、不正は5月16日の立ち入り検査をきっかけに発覚。同省はスバルに対し、1カ月をめどに対策を報告するよう指示した。石井啓一国交相は「4カ月も調査を行ったにもかかわらず、新たな事案が判明したことは、全容解明に対する取り組み姿勢に疑問を抱かざるを得ない」とのコメントを出した。