15代目クラウン登場 
コネクティッドカーの新型クラウン(奥)と新型カローラ(手前)を発表するトヨタ自動車の豊田章男社長
コネクティッドカーの新型クラウン(奥)と新型カローラ(手前)を発表するトヨタ自動車の豊田章男社長
 トヨタ自動車は26日、旗艦車種「クラウン」を5年半ぶりに全面改良し、新型小型車「カローラスポーツ」とともに売り出した。いずれも通信端末を標準装備し、オペレーターなどと双方向通信できる「コネクティッドカー」。同社は今後発売する全面改良車を中心に同システムを搭載することを決め、ユーザーと自動車の新しい関係が生まれることになった。

 東京都内で開いたイベントに参加した豊田章男社長は「クラウンとカローラはトヨタにとって特別な存在。その2台にコネクティッドを搭載するのは本気の現れ」と宣言。トヨタの屋台骨を築いた両車に、次世代の車に求められる通信機能を標準装備することで、本気度をアピールした。

 コネクティッドカーとは、通信端末を通じて外部と情報をやりとりする車で、「つながる車」とも呼ばれる。トヨタや他メーカーでも同様な装置を搭載した車は存在するが今回トヨタが展開するサービスは規模が違う。

 オペレーターを通じて目的地などを音声入力できることに加え、車両の状態を販売会社などと共有して故障や修理などの情報を積極的に展開する。また、事故に遭遇した場合も衝突時の車両データから乗員のダメージを解析し、消防などへの連絡もするという。

 トヨタは年内にも約5000店舗の全販売会社にコネクティッドカーの対応を済ませ、年明けにはレクサスブランドにもサービスを拡大する。自動車メーカーが車に24時間365日寄り添う、新しい時代の幕開けだ。 (田村尚之)

◆走行性能高めた

 15代目となるクラウンはハイブリッド車や排気量2リットルのターボエンジンを搭載。独ニュルブルクリンクなどのテストで走行性能を高めた。価格は460万6200円〜718万7400円。カローラスポーツは世界五大陸で述べ100万キロを走破して開発したグローバルカー。213万8400円〜268万9200円。