フィアットの部品部門
 カルソニックカンセイ(さいたま市)は22日、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)から自動車部品部門を62億ユーロ(約8060億円)で買収すると発表した。事業の統合により売上高は約2兆円となり、業界トップ10に迫る規模となる。

 自動車部品業界では、自動運転など次世代技術を巡る競争が世界的に激化しており、大手同士で手を結ぶことで生き残りを目指す。カルソニックの親会社、CKホールディングスが、イタリアのミラノに本社があるマニエッティ・マレリを買収。2019年前半に手続きを完了する予定。CKホールディングスは買収後に社名を「マニエッティ・マレリCKホールディングス」に変更する。

 カルソニックは日産自動車の子会社だったが、17年に米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の傘下に入った。18年3月期の連結売上高は9986億円。

 FCAは中国での販売不振が響き、7月には18年12月期の業績予想を下方修正するなど厳しい経営に立たされている。傘下のマニエッティ・マレリは、電子部品やサスペンションなどに強みを持つ。18年3月期の売上高は82億ユーロ(約1兆660億円)。