北米国際自動車ショー
新型「スープラ」と豊田章男社長=米デトロイトで(共同)
新型「スープラ」と豊田章男社長=米デトロイトで(共同)
 トヨタ自動車は14日、米ミシガン州デトロイトで開幕した北米国際自動車ショーで、スポーツ車「スープラ」の新型を世界初公開した。旧型は2002年に生産を終えており、17年ぶりの復活。車ファンを掘り起こし、市場を活性化したい考えだ。自動車ショーでは各社からスポーツ車の発表が相次いだ。

 新型スープラは2人乗り。米国での販売価格は4万9990ドル(約540万円)から。日本では今年春ごろに発売する予定で、日本での販売価格は未公表。

 スポーツ車の投入は、トヨタがドイツのBMWと12年に発表した提携強化の一環。トヨタが企画とデザインを、BMWが設計と開発を主に担った。生産はオーストリアのメーカーに委託。

 新型スープラに乗って登場したトヨタの豊田章男社長は「運転して楽しいだけではない。魅惑的だ」とアピール。両手を広げ「スープラが戻ってきた」と強調した。自動車業界では自動運転など先進技術に注目が集まっているが「もっといいクルマづくり」を掲げる豊田社長の強い思いを込め、あえて走りを追求した車の魅力を発信する。

 初代スープラは1978年に登場した。日本では「セリカXX(ダブルエックス)」として発売し、86年発売の3代目から海外名のスープラに統一。93年発売の4代目は日産自動車の「スカイラインGT−R」などと並び一世を風靡(ふうび)したが、環境規制の強化で02年に生産を終了した。

 トヨタの高級車ブランド「レクサス」は、一部改良したスポーツ車「RCF」をショーで公開した。日本で5月に発売する。 (共同)