決算記者会見で笑顔のトヨタ自動車の豊田章男社長=東京都内で
決算記者会見で笑顔のトヨタ自動車の豊田章男社長=東京都内で
 トヨタ自動車が8日発表した2019年3月期連結決算は、売上高が前期比2・9%増の30兆2256億円だった。売上高が30兆円の大台を超えるのは国内企業で初めて。世界最大の自動車市場である中国での販売拡大が寄与した。グループのダイハツ工業と日野自動車を含む世界販売は1・6%増の1060万3千台と過去最高だった。

 本業のもうけを示す営業利益は2・8%増の2兆4675億円だった。純利益は、関係強化のため保有している自動車メーカーや部品メーカーの株式の価格下落が響き、24・5%減の1兆8828億円だった。

 同時に発表した20年3月期業績予想の売上高は0・7%減の30兆円、営業利益は3・3%増の2兆5500億円、純利益は19・5%増の2兆2500億円を見込んでいる。グループ世界販売は1074万台とした。

 豊田章男社長は東京都内で開いた決算記者会見で、電動化や自動運転などの開発加速に触れ「未来に向けた積極投資は結構できた」と述べた。次世代技術への投資を強化し研究開発費は4・9%増の1兆1千億円と過去最高を計画する。