車幅1700ミリ超え!! 国内モデル初3ナンバー
全面改良したトヨタのカローラ(右)とカローラツーリング(田村尚之撮影)
全面改良したトヨタのカローラ(右)とカローラツーリング(田村尚之撮影)
 トヨタ自動車は17日、基幹車種「カローラ」を全面改良して売り出した。1966年にデビューした初代から数えて12代目。セダンのカローラをメインに、ツーリングワゴンのカローラツーリング、昨年6月に先行販売した5ドアハッチバックのカローラスポーツと合わせた3つのボディー体系となった。車幅は1700ミリを超え、カローラの国内モデル初の3ナンバー車に進化した。

 長らくトヨタの屋台骨を支えてきたカローラが大きく変わった。先行販売したカローラスポーツで採用したスポーティーなデザインを身にまとい、ぐんと若返った。

 東京都内で開かれた発表会で吉田守孝副社長は「世界ナンバーワンのベストセラー、もうすぐ世界累計5000万台となる。カローラなくして今日のトヨタはあり得ない」と宣言。時代のニーズに応えて進化を続けた基幹車種の重要性を説き、新型も「世界中の多くの人を支えるクルマ」として性能や安全性を高め、購入しやすいクルマに仕上げたという。

 ボディーサイズは全長4495ミリ×全幅1745ミリ。前モデルからそれぞれ95ミリ、50ミリ大きくなり、カローラの国内モデルとしては初めて3ナンバー車になった。グローバル化や車両の安全性向上などを考えた結果だろうが、日本専用設計としたことで最小回転半径を従来モデル同等の5メートル(16、17インチタイヤ装着は5・3メートル)に抑えるなど日本の道路事情にも配慮した。

従来に近い価格

トヨタ初のタッチ画面式オーディオが目立つカローラの運転席周り(田村尚之撮影)
トヨタ初のタッチ画面式オーディオが目立つカローラの運転席周り(田村尚之撮影)
 搭載エンジンは、排気量1・8リットルのガソリンエンジン(新燃費基準WLTCモード14・6キロ/リットル)、1・8リットル+電気モーターのハイブリッド(同29・0キロ/リットル)、1・2リットルのガソリンターボ(同15・8キロ/リットル)の3種。1・2リットルモデルには6速MTを設定するなどスポーツ性をアピールする。

 価格はカローラが消費税10%込みで193万6000円〜294万8000円。ツーリングも同201万3000円〜299万7500円。基本性能が向上し、自動運転や夜間の歩行者も検知する最新の予防安全パッケージ、トヨタブランド初のディスプレー型オーディオなどを採用しながら、従来モデルに近い価格設定となった。

 上田泰史チーフエンジニアが「原点に立ち返った」と力説する新型カローラは、53年前に誕生した初代のように、多くの人に手が届く憧れのクルマだ。 (田村尚之)

 ★販売好調 月販目標はカローラが1700台、同ツーリングが5400台、一部改良した同スポーツが2300台。カローラと同ツーリングで1万台近い事前予約が入っており快調な滑り出し。また、11代目となる従来のカローラアクシオ(セダン)、カローラフィールダー(ステーションワゴン)は設定グレードや装備を見直して併売するという。法人ユースなどの対応。