来年1月20日発売
6年ぶりに全面改良されたスズキの軽自動車「ハスラー」(田村尚之撮影)
6年ぶりに全面改良されたスズキの軽自動車「ハスラー」(田村尚之撮影)
 スズキは24日、軽自動車「ハスラー」を6年ぶりに全面改良し、来年1月20日から売り出すと発表した。2014年に売り出された初代は、軽ワゴンとスポーツタイプ多目的車(SUV)を融合させて独自のジャンルを築き、累計46万台を販売した人気車。そのコンセプトを受け継いだ2代目は、竹中秀昭チーフエンジニアが「全てを徹底的に鍛え上げた」という進化を果たした。

 外観デザインは初代をほうふつさせるが、より角張った印象になり、アウトドア志向の強さをアピールする。特にリアビューは荷室両サイドに窓を新設し、視認性向上に加えて独特な雰囲気を醸し出す。

 外板色はツートンを中心に全11色。室内カラーも外板色に合わせて3種類も用意しており、明るくポップなイメージが強く、週末のレジャーが待ち遠しくなりそう。スマホに接続できる9インチディスプレーを搭載したメモリーナビゲーション(オプション)も備え、わくわくする室内だ。

快適な空間を実現

より角張った印象になったリアビュー(田村尚之撮影)
より角張った印象になったリアビュー(田村尚之撮影)
 居住スペースも広くなった。外寸に規定がある軽自動車ながら、ホイールベースを35ミリ延長したことで、前後席のスペースも35ミリ増え、天井部分の空間も増やしたことで快適性は増した。

 エンジンは自然吸気(NA)タイプに新型を投入し、ターボモデルと合わせて全車にモーター出力を上げたマイルドハイブリッドを搭載した。燃費は新燃費基準のWLTCモードで20・8〜25キロ/リットル。

 特筆したいのが、先進の安全技術を充実させたことだ。自動ブレーキと呼ばれる衝突軽減ブレーキは夜間の歩行者も検知するものにグレードアップし、誤発進抑制装置や後退時のブレーキサポート、ふらつき防止なども備えている。また、ターボ車には全車速追従機能を搭載したクルーズコントロールや、車線逸脱抑制機能もスズキ車として初めて搭載した。

 価格は136万5100円から174万6800円。安全装備を充実させながら初代から2万円ほどの値上げに抑えた。事実上の据え置きか、値下げだ。月販目標は6000台と控えめだが、来年1月の発売時には2〜3倍の予約が入っているだろう。 (田村尚之)
9インチの大型ディスプレーが採用されたインパネ(田村尚之撮影)
9インチの大型ディスプレーが採用されたインパネ(田村尚之撮影)