日産自動車は25日、関潤副最高執行責任者(COO、58)が退社すると発表した。本人から辞任の申し出があり、受諾したとしている。フランス大手ルノーとの関係などを巡り、内田誠社長兼最高経営責任者(CEO、53)との路線対立があったもようだ。退社日や辞任を申し出た理由は明らかにしていない。速やかに後任の人選などを進めるとみられる。

 関氏は日産の生え抜きで、今月1日付で発足した新体制のナンバー3。事業構造改革の実行役などを担っていた。日産は「最優先課題である信頼回復と業績の立て直しなどは着実に改善が進んでいる。今後も全社一丸となって取り組む」とコメントしている。

 日産は内田、関両氏に三菱自動車から招いたアシュワニ・グプタCOOを加えた3人の集団指導体制で業績回復に本腰を入れる予定だった。来年2月18日開催の臨時株主総会で、3人を含む取締役選任議案の承認を目指していたが、戦略の見直しを迫られることになった。

 関氏は、来年2月に日本電産が次期社長含みで迎え入れる見通し。