得意舞台で王者の誇り取り戻す
スーパーGT第2戦特集
開幕戦では苦しみながら7位に食い込んだニスモのGT―R(日産提供)
開幕戦では苦しみながら7位に食い込んだニスモのGT―R(日産提供)
 2015年から富士で4連勝中の日産GT−Rだが、今年は苦戦を強いられそうだ。開幕戦ではニスモがチーム力と2人のドライバーの踏ん張りで7位に食い込んだが、絶好調のレクサスはもちろん、NSX勢にもスピードで後れを取った。

 開発責任者でもあるニスモの鈴木豊監督は「開幕戦を終えて課題が非常に明確になった。一つ一つしっかりと取り組んでいく」と襟元を正す。車両の外装部品などは開発が凍結され、第2戦までに開発ができるのも足回りのみ。それでも挽回に全力を尽くす。

 苦しかった開幕戦を終えたニスモの松田次生は「何をしたらクルマが良くなるか、チームも開発陣も分かった」。クルマの開発には制限がかかるが、タイヤの開発にはリミットがない。13年から良好な関係を築くミシュランタイヤと綿密に連携し、王者の誇りを取り戻したい。

 昨年は最終大会でまさかの逆転を喫して3連覇を逃したが、GT−Rはこの3年圧倒的な速さをみせた。日産系チームの田中利和総監督は「最善を尽くした者にしか結果はついてこない」。エンジンとタイヤの開発を進め、チームやドライバーの力も借り、最後の瞬間まで攻め続ける。