BMW・M6は富士との相性抜群!!
スーパーGT第2戦特集・GT300クラス
GT300の富士の本命はARTAのBMW・M6だ(ARTA提供)
GT300の富士の本命はARTAのBMW・M6だ(ARTA提供)
 スーパーGTのGT300クラスは例年通りの大混戦だ。開幕戦はグッドスマイルの谷口信輝/片岡龍也組(メルセデスAMG)が3年ぶりの優勝を飾って涙にくれたが、第2戦富士の本命はARTAの高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(BMW・M6)だ。昨年の富士大会では2戦ともポールポジションを奪い、2位&優勝の好結果。今年もオレンジ色の旋風を巻き起こしそうだ。

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ARTAのウォーキンショー(左)と高木(中)(ARTA提供)
ARTAのウォーキンショー(左)と高木(中)(ARTA提供)
 GT300はARTAが今年も富士で大暴れしそうだ。昨年から使うBMW・M6は、FIA―GT3車両の最大のメリットになるトップスピードの伸びと、大柄な車格に似合わないフットワークの良さを併せ持つ。そのため1・5kmもの長いストレートと、終盤のテクニカル区間で異なる要素を求められる富士との相性が良いようだ。

 今年の開幕戦では予選アタック中の赤旗という不運に見舞われ18番手スタートを強いられたが、ベテランの高木真一が「岡山国際サーキットでこんなに抜いたことがない」という怒濤(どとう)の追い上げ。ルーキーのショーン・ウォーキンショーもデビュー戦ながら安定した走りを披露し、タイヤ無交換作戦も決まって5位まで駆け上がった。

 同チームの土屋圭市アドバイザーは「タイヤ無交換作戦が的中、チームもドライバーも最高の仕事をしてくれた。言うことない。次も良いレースをしたい」。得意な富士に期待を込める。

 ARTAは開幕戦で5位にとどまったことで、第2戦のウエートハンディは12キロ止まり。相性が良いコースなら十分に優勝を争える重さだ。装着するブリヂストンタイヤもクルマの長所を引き出しており、今年もARTAのM6が富士の主役を張りそうだ。

巻き返しなるか!?JAF勢

(写真上)昨年の富士で健闘したBRZ(多賀まりお撮影)/(写真中)富士で巻き返したい昨年王者ツチヤの86(多賀まりお撮影)/(写真下)開幕戦で3位に入ったパシフィックのポルシェ(GTA提供)
(写真上)昨年の富士で健闘したBRZ(多賀まりお撮影)/(写真中)富士で巻き返したい昨年王者ツチヤの86(多賀まりお撮影)/(写真下)開幕戦で3位に入ったパシフィックのポルシェ(GTA提供)
 開幕戦では2位にもメルセデスのLEONが入り、3位はパシフィックのポルシェ。珍しくFIA−GT3車両が表彰台を占めた。今年はJAF―GT車両の最低重量を引き上げる性能調整が施され、その影響が開幕戦から出た形だ。昨年比40キロ増しになった16年王者のツチヤのトヨタ86MCは得意の岡山で4位にとどまるなどJAFはトップ10に2台しか送り込めなかった。ただし、JAFはシーズン中の開発ができるため、GT3に有利な特性の富士ながら、R&DのスバルBRZやaprのトヨタ・プリウスなどJAF勢の巻き返しも注目だ。