日本レースクイーン大賞東京中日スポーツ賞受賞
SGT第5戦 5日決勝
(右)藤木由貴さん、(左)荒井つかささん
(右)藤木由貴さん、(左)荒井つかささん
 日本レースクイーン大賞で東京中日スポーツ賞を受賞した2人の美女がスーパーGTの魅力を語った。2016、17年に東中賞を2連覇した藤木由貴さんはGT500クラスの「レクサス・チーム・ゼント・セルモ」、15年の荒井つかささんもGT300クラスの「グッドスマイルレーシング&チーム右京」のレースクイーン。富士スピードウェイで開かれるシリーズ第5戦(5日決勝)でチームの活躍を祈っていた。

藤木由貴さん 異色のキャリア

「史上最高にかわいいレースクイーン」と呼ばれる人気者、藤木由貴さん
「史上最高にかわいいレースクイーン」と呼ばれる人気者、藤木由貴さん
 セルモで2年目を迎えた藤木さんは、ネットを中心に「史上最高にかわいいレースクイーン」と呼ばれる人気者。パティシエとして働いていた異色のキャリアを持つ。

 小学生の時から菓子作りが大好きでパティシエとなったが、「お菓子は趣味で…」と方針を変更。モデルを目指してレッスンに通っていた時にレースクイーンのオーディションに受かった。

 「1年で辞めるつもりだったんですが、仕事で初めてサーキットに行った時に『こんなことをやっていたんだぁ〜』と衝撃を受けて。レースはすごく楽しい」

 生まれ育った静岡県の沼津市は富士スピードウェイにほど近い。「家族と出かけるとよく車が走る音を聞いていた」という。レースの存在は何となく知っていたが、目の前にしてその迫力と華やかさに圧倒された。


◆5つの賞を獲得

 GT300クラスのaprを皮切りに、GT500クラスのバンドウでレースクイーンを1年務めセルモの一員となった。「優勝を争う大きなチームなので初めは緊張しましたが、みんないい人ばかり。ドライバー2人も個性豊かで優しい」。所属の立川祐路と石浦宏明はSGTを代表するトップ選手ながら、人柄の良さもトップクラス。そんなアットホームな雰囲気に恵まれた。

 藤木さんは頑張り屋さんだ。「背が高くないのでレースクイーンはできないなぁ〜と思っていたんで。余計に頑張らなければ―」。いつも笑顔を絶やさず、観客らに優しく触れ合うことを心掛けて人気を集めた。17年のレースクイーン大賞では東中賞を含めて5つの賞を獲得した。


◆グラビアにも挑戦

 昨年からグラビアにも挑戦し、活動の場を広げようとしている。「演技にも興味を持っているので、将来はできれば女優さんに―。モータースポーツの魅力も広げたい」。サーキットの華から表現者へ歩み出す。

 ただし、今はレースに全力を注ぐ。「ZENTsweeties」のメンバーとして所属するセルモは総合6位で、今季最長の500マイルレースとなる富士スピードウェイに挑む。「5月の富士はポールポジションを取ったのに落としてしまって…。今回は距離が長いのでタイヤとか心配ですが、ぜひリベンジしてほしい」。チームの今季初勝利を願った。

荒井つかささん ピットでハラハラ

6年連続で「レーシングミク☆サポーターズ」を務める荒井つかささん
6年連続で「レーシングミク☆サポーターズ」を務める荒井つかささん
 高校3年生でレースクイーンの活動を始めた荒井さんは、グッドスマイルでは6年連続で「レーシングミク☆サポーターズ」を務める。当然ながらチームのことも良く知っている。

 「最近タイヤ交換しないんですよ。もう心配で…。最後まで走りきれるか怖くて見ていられなくて」
 昨年3度目のGT300王者(選手部門)に就いたチームだが、今年は勢力図が大きく変わり苦戦模様。捨て身のタイヤ無交換作戦を採ることが目立ち、ピットでハラハラしながら見守ることが多いという。そんなチーム事情も理解できるようになった。

◆11年SGTに衝撃

 レースクイーンになったきっかけはモデルへの淡い憧れだった。「普通に大学に行くつもりだったんで、高校生の時にモデルでもやりたいなぁ〜と思って。お母さんに相談したら、初めてサーキットに連れてってもらって」。訪れた2011年のSGT最終戦で世界が180度変わった。

 「すごいかっこ良いと思った。たくさんの人がいて華やかだったし。レースクイーンの存在も知らなかったけど、大好きな(初音)ミクちゃんのチームもあってうらやましいと思った」

 その翌年のオーディションに参加して即合格。「レースのことは何も知らなかったけど、やっているうちに楽しくなって辞められなくなってしまい…」。高校生のお遊び気分だったレースクイーンも7年目。東中賞を獲得した15年の日本レースクイーン大賞ではグランプリにも輝いた。

◆舞台デビュー間近

 レースでの活動以外では8月17日から東京都荒川区の「キーノートシアター」で開かれる「幸せのスケジュール」で舞台デビューを控えている。「手話を交えた舞台なので、お稽古が大変で…。4月ぐらいからずっと」。新しい挑戦に苦戦するも、活躍の場を広げようと頑張っている。

 テレビの活動も始めていて「バラエティーも好きなので、(目標は)タレントさんかな。でも、レースが大好きなんで関わっていきたい」。仕事の幅は広げても、モータースポーツとの縁を切るつもりはない。

 目前に迫った富士500マイルは正念場。「今年は2連覇する予定だったんですが、ちょっと大変で…。勝ってほしいなぁ〜」。6年もともにレースで一喜一憂したチームの活躍を信じている。