昨年オランダGPでモトGP初V 
中上・高橋とホンダドリームチーム結成
昨年のオランダでモトGP初優勝を飾り、周囲の度肝を抜いたミラー(遠藤智撮影)
昨年のオランダでモトGP初優勝を飾り、周囲の度肝を抜いたミラー(遠藤智撮影)
 【アッセン(オランダ)遠藤智】ロードレース世界選手権(WGP)モトGPクラスのジャック・ミラー(22)=オーストラリア=が、鈴鹿8時間耐久ロードレース(7月30日決勝)に出場することが21日確実になった。ホンダのエースチーム「ハルクプロ」からの出場で、モト2の中上貴晶(25)、全日本ロードJSB1000ランキング首位の高橋巧(27)とトリオを組んで、チームとホンダにとって3年ぶりの優勝を目指す。

 ミラーの夢がやっと実現する。モトGPに昇格した2015年から8耐出場を希望していたが、成績が安定してきた今年は実現に向けて話が進んだ。本人は8耐に関してはノーコメント。しかし関係者の話をまとめると、現在は正式発表を待つばかりの状態という。

 14年にアレックス・マルケスとモト3でし烈なチャンピオン争いを繰り広げて総合2位。その速さと将来性が買われ、モト2を“飛び級”してホンダのモトGPライダーに抜てきされた。そして、荒れた天候でフラッグtoフラッグ(マシン交換可能のレース)になった昨年のオランダGPで初優勝を達成。今年は4戦でトップ10フィニッシュを果たした。その安定した走りに白羽の矢が立ったようだ。8耐は中須賀克行率いるヤマハが3連覇中。ホンダの面子にかけても今年は負けられないだけに、ミラー/中上/高橋といったドリームチーム結成というわけだ。

 今週のオランダGP(25日決勝)については「前回のカタルーニャは転倒したが、去年優勝しているので楽しみ。またいいレースをしたい」と気合満点のミラー。今年も荒れた天候になれば出番がありそうだ。