公開合同テスト第1日
大目標に向かって着実にバイクをセットアップする津田。後方はチームメートのギントーリ
大目標に向かって着実にバイクをセットアップする津田。後方はチームメートのギントーリ
 【鈴鹿サーキット ペン=遠藤智、佐藤洋美 カメラ=竹内英士】40回の記念大会制覇に名門「ヨシムラ」が狙いを定める。1978年の第1回大会を制覇し、節目節目に好成績を挙げてきたが、2009年以来優勝から遠ざかっている。しかし今年はスズキが投入した新型「GSX−R1000L7」がまずまずの仕上がり。この日もエースの津田拓也(33)が総合3番手をマークし、目標達成に一歩ずつ近づいている。最速タイムはハルクプロの中上貴晶(25)=ホンダCBR1000RR=が記録した。

 8年ぶり5回目の8耐制覇に名門ヨシムラが必勝態勢を敷く。辻本聡アドバイザーは「この3日間のテストでどこまでバイクを仕上げることができるか−」と力を込めた。

 今年はスズキが開発した新型のGSX−R1000L7で挑む。マシンづくりを進める全日本ロード選手権のJSB1000クラスでは、エースの津田が4戦を終えて未勝利ながら3回の表彰台獲得で総合首位。「セットアップ(車体調整)しながらのシーズンになっているし、何もかもが順調とは言えないが、昨年型に比べればはるかに高いレベルに仕上がっている。伸びしろもまだある」と手応えをアピール。この日は燃費を確認するためパワーを抑えめにしての走行ながら、Bグループのセッション2でトップタイムを記録した。

 トリオを組むシルバン・ギントーリも津田に匹敵する好タイムを記録して順調そのもの。現在は英国スーパーバイク世界選手権に参戦中だが、2014年のスーパーバイク世界選手権王者でロードレース世界選手権モトGP出場経験もあるベテランだ。もう1人のジョシュ・ブルックスは転倒を喫したが、辻本アドバイザーは「バイクのレベルも3人の平均点も高い。この3日間でしっかりセットアップできれば優勝も見えてくる」と頂上を見据える。

 第1回大会で優勝した時のメンバーだった吉村不二雄総監督は「第1回の時はアメリカンライダーを連れてきたが、まったくのノーマークだったよ。今年は記念大会なので優勝したいが、こればっかりは−」と笑うが、ピットには心地よい緊張感が漂っている。
ブルックス(左)という強力助っ人を得てポテンシャルアップのヨシムラ。津田(中)、ギントーリ(右)も絶好調
ブルックス(左)という強力助っ人を得てポテンシャルアップのヨシムラ。津田(中)、ギントーリ(右)も絶好調