第1回公開合同テスト2日目
レイは5番手タイムをマーク(竹内英士撮影)
レイは5番手タイムをマーク(竹内英士撮影)
 鈴鹿8時間耐久ロードレース(7月28日決勝、世界耐久選手権最終戦)の第1回公開テストは4日、三重県の鈴鹿サーキットで最終日の2日目が行われ、18年ぶりにワークス復帰したカワサキはスーパーバイク世界選手権(WSB)王者のジョナサン・レイ(32)=英国=が5番手タイムだ。今回は令和初の大会。合同インタビューでは同僚レオン・ハスラム(36)=同=とともに必勝を誓った。2日目のトップタイムは5連覇を狙うヤマハの中須賀克行(37)がマークした。

WSBでは苦戦

記者会見で抱負を語るカワサキのジョナサン・レイ(右)とレオン・ハスラム(竹内英士撮影)
記者会見で抱負を語るカワサキのジョナサン・レイ(右)とレオン・ハスラム(竹内英士撮影)
 令和初の大会でレイが必勝宣言だ。今年のミッションも1993年以来、26年ぶりにカワサキに優勝をもたらすこと。合同インタビューで強い決意をのぞかせた。

 「WSBで厳しい戦いを強いられているから8耐に参加するか悩んだ。カワサキは過去3年表彰台に立ちながら勝っていない。今年こそ自分が勝利を贈りたいという強い思いが参戦を決意させた」

 5連覇を目指す今季のWSBでは5大会、13レースを終えてわずか1勝。苦戦をかこっているが、目先を変えることも重要だ。昨年はセミワークスのカワサキチームグリーンで4年ぶりに8耐に出場。何とか3位を確保した。日本でいい流れをつくってWSBでの大逆転ももくろんでいるようだ。

 カワサキは非日本人トリオで臨む。レイのほかに、ともにWSBを戦うハスラムとトプラック・ラズガットリオグル(22)=トルコ=が起用された。今回のテストではレイとハスラムが2台のマシンに分かれて走行。ハスラムとは幼なじみで「信頼している。彼の父、ロン・ハスラム(元ロードレース世界選手権選手)はレースを始めたばかりの自分を助けてくれた人だから」と家族ぐるみの信頼関係を強調した。

 レイの事前テストは今回のみ。走行した競技車両「ZX−10RR」には新品のエンジンが積まれ、一からマシンを煮詰めていたという。この日の順位は実質的にはヤマハ、ホンダに続いて3番手。初日にレイ、2日目にはハスラムが転倒したが、「転倒したことで逆にいいデータが取れた」と前向きだ。

 昨年まで出場したチームグリーンは川崎重工の子会社、カワサキモータースジャパンが運営したチーム。本社直属のファクトリーチームが参戦するのは18年ぶりだ。緑の旋風を鈴鹿に巻き起こす。 (佐藤洋美)
YouTube:Kawasaki Racing Team 記者会見