ホンダ、ヤマハ、カワサキ合同テスト第1日
代役出場の気構え万全の野左根
代役出場の気構え万全の野左根
 【三重県・鈴鹿サーキット ペン=佐藤洋美 カメラ=竹内英士】第42回鈴鹿8時間耐久ロードレース(7月28日決勝)に向けて3メーカーの合同テストが2日間の予定で始まった。5連覇を目指すヤマハファクトリーチームは、マイケル・ファンデルマーク(26)=オランダ=がスーパーバイク世界選手権(WSB)第7戦イタリア大会のフリー走行(21日)で右手首を骨折するアクシデントに見舞われた。吉川和多留監督は、ファンデルマークが本番に出られない場合、全日本ロードJSBの野左根航汰(23)の代役出場が最有力と明かした(走行結果は未集計、タイムは非公式)。

テストは不参加

テック21カラーのレーシングスーツを初披露する中須賀(左)とローズ
テック21カラーのレーシングスーツを初披露する中須賀(左)とローズ
 ファンデルマークは今回のテストをキャンセル。中須賀克行(37)とアレックス・ローズ(28)=英国、野左根がテストに参加した。

 吉川和多留監督は「マイケルの手術後の情報は、まだ入っていないので何とも言えない。中須賀、ローズ、マイケルで走れることがベストだが、けがの状況次第では考えなければならない。スーパーサブの野左根もいるので、チーム編成の変更の可能性も含めて準備を進めたい。今はマイケルの回復を願うだけ」と語った。

 ローズ(16〜18年優勝)は「きっと良くなって戻ってくる」、中須賀(15〜18年優勝)も「一緒に走りたいが、どんな状況になってもいいようなバイクに仕上げていく」ときっぱり。野左根は「けがの回復を願っています。でも、もし声がかかった時のために精いっぱい準備します」と決意を新たにした。

陣営に動揺なし

 最終的な判断はまだ先で、ファンデルマークは肋骨(ろっこつ)も折っているとの情報もあるが、陣営に動揺は見られず、テスト初日も決められたメニューを淡々とこなして本番に向けて確実に前進。中須賀は2分6秒台、ローズと野左根は2分7秒台に入れた。

 ヤマハは今回の8耐には、1985〜90年に8耐に参戦した資生堂がサポートする「テック21レーシング」の復刻カラーで挑むが、この日は中須賀とローズが初めて復刻カラーのレーシングスーツをマシンとともに披露。ファンデルマーク骨折のピンチにも余裕の笑顔でニューカラーをまとった。
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