最終戦バレンシアGPでのビニャーレスの走り(スズキレーシング提供)
最終戦バレンシアGPでのビニャーレスの走り(スズキレーシング提供)
▼マーベリック・ビニャーレス(スズキ)=5位

 今日がスズキとの最後のレースだったので、もっと良いリザルトを残したかったというのが正直な気持ちだし、週末の流れを考慮すれば、表彰台獲得は可能だと思っていた。

 序盤から全開で攻め、レース中盤過ぎまではペースをキープできたのに、終盤は前について行くのがやっとだった。改めてスズキとのこの2年間を振り返ってみると、1年目の昨年はあんなに苦労していたのに、今年、特に後半になってからは、常に表彰台を狙える位置を走ることができるようになり、僕らのチームは本当に素晴らしい仕事をしてきたと思う。僕自身にとっても、この2年という月日はとてもセンセーショナルで、忘れることのない思い出となった。彼らと一緒に仕事をさせてもらえたことを、本当に誇りに思う。
バレンシアGP、アレイシ・エスパルガロの走り(スズキレーシング提供)
バレンシアGP、アレイシ・エスパルガロの走り(スズキレーシング提供)
▼アレイシ・エスパルガロ(スズキ)=8位

 スタートを失敗してポジションダウンしてしまったせいで、そこからのリカバーに余計な時間を費やしてしまったことが、今日の大きな敗因だった。レース全体を通して、ペースは悪くなかったけど、最後のレースは絶対に完走したかったから、リスクを背負うことは避けたかった。自分なりのベストを尽くしたけど、今日は8位が精一杯だった。フロントのフィーリングは相変わらずあまり良くなかったけど、それでも今日はレースを楽しむことができた。

 今日でスズキとはお別れだが、スズキの歴史の1ページに名前を刻むことができたのは、僕の一生の誇りだし、本当に素晴らしいスタッフに恵まれ、僕にとっては皆が家族のような存在だった。この2年間でマシンは大きな進化を遂げることができ、僕もそこに微力でも貢献できたことが嬉しい。表彰台を1度も獲得できなかったことが唯一の心残りだが、僕はこの2年間、常に110%の力を出し切ってきたから後悔はない。

 大好きな友人達と素晴らしいプロジェクトを残して去っていくのは、本当に寂しい気持ちだ。