最終戦バレンシアGPを優勝で締めくくったホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ提供)
最終戦バレンシアGPを優勝で締めくくったホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ提供)
▼ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)=優勝

 序盤の数ラップ、ポールポジション、ファステスト・ラップ、そして優勝。本当に素晴らしい最終戦になった。

 20歳のときに初めてモトGPに参戦し、最初のレースでポールポジションを獲得した。あれから約10年が過ぎて、ポールポジションと勝利で最終戦を締めくくることができたんだ。これまで僕を支え続け、常に、競争力が高く勝てるマシンを用意してくれたヤマハに、最高の恩返しができたと思っている。たくさんの経験をなつかしく思い出しながら、今日はチームとみんなと最後の夜を楽しみたい。

 決勝では45分間ずっと集中し続け、マシンをしっかりコントロールした。だからゴールラインを通過したときには、まだ感傷的な気持ちにもなれないし、あまりいろいろ考えたりもしなかった。それよりも緊張から自分を取り戻すことのほうが先だった。2〜3分経ってようやく、これまでのキャリアのなかの良かったことや悪かったことがよみがえってきて、チームのみんなに対する気持ちが高まってきた。

 今晩はもちろん、最も盛大な、最もクレイジーなパーティーを開くよ!だって今日はおめでたい日なのだから。今までのすべての経験を、とくにヤマハとの最後の時間を楽しみたい」
最終戦バレンシアGPにて。バレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ提供)
最終戦バレンシアGPにて。バレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ提供)
▼バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)=4位

 最初から最後までプッシュし続けた。前半は2位をキープしていて、決して悪くはなかったけれど、差を広げるほどの速さがなかったために後半で苦しくなってしまった。マルケスがとても強かったので2位に上がり、僕はイアンノーネとバトル。残念ながら彼のほうが速く、抑え切ることができなかった。だから4位が今日の僕の力ということ。でもとてもいいレースだったと思っている。

 2016シーズンを振り返ってみれば、何度も表彰台に上り、何度もフロントローに並び、最後にランキング2位を獲得することができた。いつだって競争力はとても高いのだから、来年はもっと多く優勝できるように頑張らないと。残念だったのは、何度かミスをおかしてしまったことと、ムジェロでのアンラッキー。これらによってタイトル争いからは離されてしまったけれど、でもとてもいいシーズンだった。
▼ポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)=6位

 ブラック&グリーンのヤマハで走る最後のレースで、Monster Yamaha Tech 3とともに過ごした時間を好成績で祝うことができて、うれしく思う。今日のことは僕の、そしてチームの士気を、これからの冬の間も高く維持してくれることになるだろう。良い形で、パートナーシップを終えることができた。

 シーズンが始まったときと同じように、最終戦でもトップ・サテライトを獲得。シーズンの間には苦しいこともたくさんあって、結局、ランキングではトップをキープすることができなかったが、常にベストを尽くしてきた。長年にわたって全力で支えてくれたMonster Yamaha Tech 3チームには感謝の気持ちでいっぱい。しかも彼らは、モトGPマシンの乗り方まで教えてくれた。そうして良いときも辛いときもともに時間を過ごしてきた。1年目は素晴らしかったが、2年目は苦しかった。それでも2016年は、そうした状況をなんとか乗り切ろうと最大限の努力を尽くして頑張ってきたつもりだ。

 今日のレースについていえば、序盤の数ラップの重要なところで時間を費やしてしまったのが残念。でもそのあとは調子が上がり、ファクトリー勢とも同等のペースで走ることができた。アレイシ(エスパルガロ)がずっと後ろについてきたが、彼は付いてくるのに精いっぱいなのか、それとも抜きたがっているのかわからなかった。結局、最後まで抑え切ることができたので、それによってドビツィオーゾに追いついてひとつ順位を上げた。ドビツィオーゾを抜いたあとは、彼がアレイシと僕との間に入ってバリアになってくれたおかげで6位を獲得できたんだ。

 最後にもう一度、チームのみんなの3年間のサポートに感謝。Tech 3とのたくさんの思い出を心にしまって、ここを去るよ



▼ブラッドリー・スミス(ヤマハ・テック3)=9位

 難しいレースだったけれど、すべてを賭けて戦った。最終戦で9位を獲得できたことは良かったと思う。

 ウイーク中、問題を抱えたままの厳しい状況が続いたが、もちろん、常にベストを尽くしてきた。そして決勝でついにベスト・セットアップを見つけることができた。そうなれば、あとはひたすらプッシュして、エスパルガロ兄弟とカル(クラッチロー)についていくことだけを考えた。ポルのほうが、とくにレース後半はペースが良さそうで、残念ながら最後まで粘り続けることはできなかった。ちょっと望みすぎかもしれないけれど、僕らのこのチームでの最後のレースで彼と戦いたいと思っていたんだ。いずれにしても、レース中盤でカルが転倒し、そのあとは僕ひとりでリズムをキープしなければならなくなった。後続は10秒も離れていたし、ポルとアレイシはそのときには手の届かないところへ行っていたから。最終戦までにできるだけ回復し、本来のポジションに少しでも近づくことが僕の最大の目標だったので、それについては達成できたと思う。

 モトGPでの4年間、そしてその前のモト2での2年間、僕のために懸命に仕事をしてくれたTech 3チームの全員に心からの感謝を伝えたい。2017シーズンは新しいライダーを迎え、彼らとともに成功をおさめることを願っている。