第2戦南アフリカGP編
一時はトップを快走。ヨーロッパラウンドに向け手ごたえを得たノリック(カメラ=GPI/ヴェガ)
一時はトップを快走。ヨーロッパラウンドに向け手ごたえを得たノリック(カメラ=GPI/ヴェガ)
 開幕戦日本GPで表彰台を逃したノリックが、雪辱を期して挑んだ第2戦南アフリカGP。レース中盤でトップに立つ激走を見せたが、終盤、ジリジリと後退。宇川徹、中野真矢との3位争いからも脱落して5位に終わった。が、苦手としていたウェルコムサーキットでの快走に、今後の手ごたえは十分。ヨーロッパラウンドに向け、いい感じだ。
 過去2年、予選も決勝も納得のいく走りができず、ウェルコムはこれまで一番嫌いだった。ところが始まってみればびっくりするほどいい感じ。初日フリー走行でいきなり昨年のベストタイムが出て5番手。予選も5番手、2日目フリーでは4番手に上がり予選も……と思ったが、結局7番手。それでも自信を持って決勝に挑めた。

 グリッドは2列目。ここはスタート直後の1コーナーが混雑するし、抜きにくい。やっぱりフロントローになりたかったが、2列目は僕のベストグリッドだしスタートに集中して1周目は4番手と、まずまずだった。

 開幕戦もスタートは悪くはなかったが、混戦の中で抜けない苦しいレースだったので、今回は混戦でもいいようにブレーキングで前に行けるセッティング。それがうまくいき中盤にはマッコイ、ロッシ、ロバーツをパス。苦手な所でトップに立て、自分でもビックリだった。ペースは予想通り36秒台でこれなら楽勝、と思っていたが、3ラップを終わって突然フロントが滑り転びそうになってペースが落ち、ロッシにかわされる。次の周にカピロッシにも抜かれ、ペースを上げようとしたらまたビッグスライド。それからはバイクを抑えるのがやっとの状態。宇川さんと中野くんにも抜かれて最後はなすすべがなかったという感じ。

 優勝も表彰台も逃して、僕もスタッフもガックリ。今度こそと思っていただけに、言葉もなかった。でも苦手な場所ということを考えればまずまずだったのかも。今年のセッティングの方向が間違いでなかったことをあらためて実感したような気がしたんだ。

 過去2年、南アの後はいい走りができたし、優勝もしている。99年は南アのあとのブラジルで勝ったし、昨年も2戦後の日本GPで勝った。今年も鬼門を終え、良くなりそうな予感が。

 そうそうバルセロナに帰って来て日本VSスペインのサッカー試合を見にコルドバへ行ったんだ。残念ながら日本は負けちゃったけど、すごい熱狂ぶりに圧倒された。

 来週のスペインGPも異常な盛り上がりの中で行われるし、今度は僕がその熱狂の中で主役になってやろうと思ったんだ。

■2001年4月27日掲載