第6戦カタロニアGP編
準地元で張り切ったノリック。いまいちの6位に終わった(カメラ=GPI/ヴェガ)
準地元で張り切ったノリック。いまいちの6位に終わった(カメラ=GPI/ヴェガ)
 ノリックにとって第2のホームグランプリ――何としても勝ちたかったカタロニアGPだが、6位フィニッシュ。得意のロケットスタートも結果に結びつかなかった。表情はいまだに悔しさいっぱい。ノリックがバルセロナの戦いを振り返る。
 残念なレースだった。原因はフルタンクのときにブレーキングが全然だめだったこと。で、スタート直後の1コーナーでオーバーランしてしまったし、序盤もペースを上げられなくて、バシバシ抜かれてしまったんだ。

 こういうことを言うとフルタンクで走ってなかったのか? と必ず聞かれるけど、もちろんちゃんとやっている。2日目の予選でもフルタンクだったけど、そのときは全然問題がなかった。ところが朝のウオームアップでフルタンクにしてみたら、これがどうしたんだってくらいに乗れなかった。それで決勝はセッティングを変えたけど、完全ではなかった。

 でもこれは今回だけの問題でなく、前回のイタリアGPも同じようなものだった。イタリアでは決勝が雨になり、それが大きな問題にはならなかっただけで、結局イタリアから引きずっている問題がカタロニアでも解決できなかったということ。でもタンクが軽くなってきた中盤からは乗りやすくなりペースも戻って、ビアッジ、宇川さん、中野くんとどんどん抜けた。この調子で、と思っていたら、今度はタイヤが苦しくなり高速コーナーでスピードを乗せられなくなった。特に右の高速コーナー。ホームストレートに出る最終コーナー、バックストレートに出る右と重要なコーナーがダメだった。

 カタロニアはこの2本のストレートエンドが勝負どころ。スリップから出てブレーキングで抜くというのができなかった。反対にそのポイントでまた抜き返されるという悔しいレースになってしまったんだ。

 それにしても結果が出ない。いい感じでいくが、最後まで詰めきれないというもどかしさ。予選でかなりいい状態に仕上がっていたのに。今回の予選はいわゆる予選用タイヤ(ソフトコンパウンド)を使わなかった。決勝用のタイヤで出した8番手だったし、最後のアタックで失敗しなければフロントローもあった。“たられば”だからどうでもいいけどね。

 コンピューターで、ここでコンマ何秒ロスしているってことが分かっても、じゃあそこまで同じ走りができるかというとまた難しい。

 今回はシンガーの福山雅治さんが応援に来てくれた。何年も前からグランプリに行きたいって言っていたので「どうせなら僕の家もあるしバルセロナで」と、やっと実現した。金曜夕方にサーキットに着き、土曜日の予選、決勝と見てくれた。

 レースが終わって月曜日から水曜日まで、ほとんど福山さんと一緒にいた。

 バルセロナ観光やケニー(ロバーツ)の家に遊びに行ってビリヤードをやったり、なかなか楽しい時間だった。

 次はオランダGP。アッセンは好きなコースなんだけど、いままで一度も表彰台に立ったことがないだけに、今年はなんとしても、と思っている。

■2001年6月22日掲載