ヤマハ発動機株式会社のグループ会社で当社のMotoGPレース運営などを担うヤマハ・モーター・レーシングが、ISO14001:2004およびBS_OHSAS 18001:2007認証の更新と、KISS(Keep it Shiny and Sustainable)ムジェロ構想の功績が認められ、このたび2014年度FIM環境アワードを受賞しました。
 
 この賞は2014年11月23日、スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテラで開催されたFIMガーラ・セレモニーの席上で、ヤマハ・モーター・レーシングのジェネラルマネジャー、マルコ・リバと、共に受賞したサーキット・オブ・ジ・アメリカのサスティナビリティ担当ディレクターのエドガー・フェレラ氏に授与されました。

 ヤマハ・モーター・レーシングのこの栄誉ある賞を受賞するまでの道のりは、組織運営の変更を決定した2008年から始まりました。翌2009年には安全衛生と環境への責任においてリスクを管理、軽減するための目標を設定し、その1年後にはISO14001:2004環境マネジメントシステムの認証を受賞。さらに2013年には、業務慣例改善のさらなる努力が評価され、BS_OHSAS 18001:2007 労働安全衛生マネジメントシステム認証を獲得しました。
 
 これらの認証は今年初め、カタルニアGPの折、Gerno di Lesmo (イタリア)のヤマハ・モーター・レーシングの施設内で3日間にわたって行われた監査を経て、同社の安全および環境に関する最善の業務慣例への継続的な取り組みが認められ、更新されました。
 
 ヤマハ・モーター・レーシングの前向きなアプローチの主要部分とされるのが、モビスター・ヤマハ・MotoGPのホスピタリティー・ユニットの建設と解体のプロセスです。レースウイーク中にパドックを訪れるMotoGPの関係者は、5,000から6,000のゲストを除いても2,000人ほどからなり、この大規模な集団がシーズン中に12ヵ国を回ります。このことを考えれば、安全衛生は選択肢ではなく必要不可欠なものとなります。
 
 ヤマハ・MotoGPの関係者全員が、パーソナル・トレーニング、危険物の管理、安全に関する手続き、リサイクルなどについての知識とノウハウを、モーターサイクル・レーシングの主要機関であるFIM、ドルナ、IRTA、すべてのパートナーおよびサプライヤーと共有し、パドック内のすべてのコミュニティーの前進に貢献しています。
 
 こうした前向きな取り組みはパドック内ばかりでありません。ヤマハ・モーター・レーシングの継続的なプロジェクトが、レースイベントそのものにも大きな変化をもたらしています。2013年と2014年のKISSムジェロ構想、これは、ヤマハ・ライダーのバレンティーノ・ロッシ選手とホルヘ・ロレンソ選手がレース会場の観客にムジェロ・サーキットを美しく保つよう率先して呼びかけたものですが、これはイタリアGPを訪れた観客たちに大きなインパクトを与えた活動です。
 
 また、サーキット・オブ・ジ・アメリカも環境問題に取り組み、2014シーズンのアメリカGPの期間中に持続可能性を高めるための活動を行っていました。COTA(Circuit of The Americas)はKISS構想に賛同し、写真をツイッターに投稿することでCOTAおよびMotoGPを美しく保ち持続可能なものにするよう観客に呼びかけました。最優秀賞を受賞した写真の投稿者には、今回の表彰式にも参加したロッシのサイン入りレーシングギアが贈られました。


 リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクター):
 「ヤマハ・モーター・レーシングが、このような栄誉ある賞を受賞したことを非常にうれしく思うと同時に、ヤマハ・MotoGPの運営に携わり、この“地球にやさしい旅”に貢献してきたすべてのメンバーの努力を評価してくださったFIMに感謝いたします。我々はこの6年間、YMRジェネラルマネジャーのマルコ・リバのリーダーシップの下、懸命に努力し、ワーキングプロセスにおける安全衛生および環境の問題についての取り組み方や解決方法に大きな成果を見ることができました。我々は今後もこの取り組みを続け、常にさらなる改善策を追求し続け、またこれらの経験をモーターサイクル・レーシングのコミュニティー全体と共有していきたいと考えています」

 マルコ・リバ談(ヤマハ・モーター・レーシング・ジェネラルマネジャー):
 「FIM環境アワードを受賞したことを非常に誇りに思い、この喜びの瞬間を、イタリアと日本のヤマハ関係者、そしてサーキットで働くモビスター・ヤマハ・MotoGPのスタッフ全員と分かち合いたいと思います。またFIM、ドルナ、IRTA、ムジェロ・サーキット、YMR‘グリーン・パートナーズ’の皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたいと思っています。今回の受賞は我々に、この美しきスポーツに携わるすべての団体が新たな旅をスタートさせ、積極的活動を通して社会に刺激を与えていくことを奨励するモチベーションを与えてくれました」(YAMAHA)