約500台もの国内4社主な展示マシン
 今年も東京モーターサイクルショーには国内外の約500台の車両が展示される。あこがれのレーシングマシンから街乗りスクーターまでその種類は多種多様。実際にまたがることができる機種もある。ここでは主に国内4メーカーの展示車両とイベントなどを紹介する。

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2017年話題のニューモデルに加えコンセプトモデルも出展

ホンダ

 ホンダはさまざまなカテゴリーのマシンを、その世界観を演出しながら出展。合計21台の車種を展示する。
 なかでも目を引くのが参考出品のコンセプトモデルの2点だ。

 まずは「CB 1100R S カスタマイズコンセプト」。CB1100シリーズの「走りの楽しみ」を広げる「CB1100RS」をベースにしたコンセプトモデル。よりスポーティーなイメージを強調するカスタマイズを施し、一見の価値あり。

 もうひとつは「レブル250スタイルコンセプト」。新型クルーザーモデル「レブル250」をベースにし、競技用自転車BMXをモチーフとしたスタイリングを施した。よりアクティブで自由な楽しみ方を提案している。

 そのほか、日本国内仕様の市販予定車として注目は、軽2輪スーパースポーツモデルの「CBR250RR」で、新開発の水冷・4ストローク直列2気筒エンジンを搭載している。さらにアドベンチャースピリットにあふれるスタイリングと装備で、新たなジャンルの創造を目指したモーターサイクル「X─ADV」。新型クルーザーモデルの「レブル500」はタフでクールなイメージのスタイリングと気軽に楽しめるサイズ感が魅力。

 レースファンに堪えられないのは、昨年の国際選手権で3冠を獲得したホンダが各カテゴリーのチャンピオンマシンを一堂に展示すること。モトGPは「RC213V」、モトクロス世界選手権は「CRF450RW」、トライアルからは「COTA 4RT」が登場する。

 市販車では大型スーパースポーツの「CBR1000RR SP」で、軽量・コンパクト化とともに新たな電子制御技術を採用、総合性能を高めたモデルだ。その他、「CB1100RS」「CRF1000L Africa Twin」「CRF250RALLY」など、最新の17年モデルを中心に、さまざまなカテゴリーのモデルが展示される。

 車両以外にも、ライディングウエアの展示や提案、使い勝手を向上させたスマートフォンアプリ「ホンダモトリンク」の紹介など幅広い層に向けた豊かなモーターサイクルライフに関する出品もある。

体感コーナーで乗り心地を確認

カワサキ

 カワサキブースでは、全13車両を展示。ぜひ見てほしい車両は「VERSYS─X250 ABS」と「Ninja 1000 ABS」の2車種。ともに期待のニューマシンだ。

 「Ninja 1000 ABS」は優れた快適性と運動性能を持つ。エンジンは1043cc水冷4ストローク並列4気筒で、快適な気分で走りを楽しめるスムーズなパワー特性を持つ。また、エンジンの回転数が上昇するほどに高まる吸気音がライダーを高揚させる。その他、IMU(慣性計測装置)の搭載も相まって洗練された走りが可能になった。

 「VERSYS─X 250 ABS」はツアラーも展示。高い汎用性を持つアドベンチャースタイルのツーリングモデルで、未舗装路での走破性もアップしている。低速での粘り強さとスムーズな加速性能を併せ持つパラレルツインエンジンを搭載。エンジンガード等のアクセサリーも多数装備され、ツーリングをより快適に楽しめる。

 展示車両13のうち、実際にまたがることができるのは10台。体感コーナーでは、展示のみの黒色とは違い、グリーンのカラーリングのマシンが待ち受ける。実際にその乗り心地を確認してみよう。

 また、新たな価値観のもとに販売店のイメージを再現したブースも展開するなど、新機軸の企画も満載だ。

25、26日 ライダートークショー

ヤマハ

 ヤマハは「仲間がひろがる、未来をひろげる」をブーステーマにすえて、参考出品車両を含めて全27台を出展。「ヤマハに乗れば世界はこんなに楽しく、仲間もたくさん増える!」とアピールする。

 展示車両の目玉は、リリース直後のMTシリーズのフラッグシップ「MT─10/SP」。水冷・DOHC・直列4気筒・4バルブ・フューエルインジェクション搭載エンジンで力強い加速と、個性豊かなエンジンキャラクターが特徴だ。また、ショック吸収性に優れた前後サスペンションを採用し、一般路における運動性能と乗り心地を両立した。

 会場では、カラーメーターなどの先進機能を体感することもできる。同シリーズは国内仕様初お披露目を含めた全シリーズを展示。モデルチェンジしたばかりの「MT─09」も出展される。

 国内初披露のモデルとしてはほかに「TMAX530 DX」、「SCR950」(市販予定)、「XMAX250」(市販予定)、「AXIS Z」がある。

 そのほか、人気の「YZF─Rシリーズ」「MAXシリーズ」も展示。生活に密着したスクーターエリアでは、「TRICITY155」が加わってバリエーションが増えたフロント2輪が特長の「LMW(リーニングマルチホイール)」や、最新のコンポーネントを持ちながら普遍的なモーターサイクルらしいスタイリングを融合させたXSR900のコンセプトモデルとともにライフスタイルを提案する「FASTER SONS」コーナー。利便性、快適性に優れた毎日を楽しく彩る125cc&155ccスクーターコーナーも設置する。

 参考出品として、モトGPにてヴァレンティーノ・ロッシ選手が出走している「YZR─M1」を展示。15年にロレンソ選手がチャンピオンを獲得したが、昨年はわずかに及ばず王座を逃した。それでもトップ争いをしているマシンは必見だ。

 なお、25、26日には全日本選手権で活躍するライダーによるトークショーが行われる。ロードレースからはV5チャンピオンの中須賀克行、藤田拓哉の2人。モトクロスは平田優、渡辺祐介。トライアルからは黒山健一が参加する。