各都道府県や警視庁のホームページなどでも紹介されていますが、9月21日〜30日までの10日間は、令和2年秋の全国交通安全運動に指定され、9月30日は交通事故死ゼロを目指す日となっています。モータースポーツに関わる者として、交通安全はとても大事なことだと思います。

 名古屋市熱田区にあるモーターサイクルプロショップ、K−maxのオーナーで、元ヤマハファクトリーライダーの芳賀健輔さんは、愛知県警察本部長・愛知県交通安全協会長より「優良自動車運転者」として表彰されたというニュースがありました。

 本来なら、警察署で表彰式が行われるのですが、今回は新型コロナウイルスの影響もあり、愛知県警察の加藤圭介警部補がパトカーで芳賀さんを訪ね、表彰状と記念品を贈呈することになりました。

 芳賀さんに話を聞くと、「最初に警察署から電話があったとき、違反した覚えはないし、何の問い合わせかと思ったら、表彰されると聞いて驚いた」とのこと。
 加藤警部補は「『優良自動車運転者』には、普通自動車免許があって、10年以上の無事故無違反、交通法規を守り、模範となる人物が選ばれます。この表彰には長い歴史があり、毎年区内から3〜4名が表彰されます。今年は4名の方が選ばれました」と教えてくれました。

 芳賀さんは、レースで活躍された著名人であることと、地元から愛されるバイクショップを営みながら、交通安全のため、プロテクターの装着をバイクユーザーに積極的に勧めるなど、日々の活動の面も選考基準となったそうです。加藤警部補は「地元のバイクショップを拠点に、警察署ではカバーしきれない部分を指導してくれていることについての感謝が大きい。これからも二輪事故の防止を含めて、協力していただきたい」と語りました。
 芳賀さんも「表彰なんてなかなかされるものではないし、とても名誉なこと。ヤマハにも連絡を入れたら、前例のないことだと喜んでもらえた。今年は紀行(弟)が全日本ロードレース選手権に参戦を始め、地域でも応援してくれる人が増えているので、身の引き締まる思い。この表彰に恥じないように交通安全を通して、バイクやレースへの理解を深めていきたい」と喜びを語りました。

 K−maxを訪ねることがあったら、この表彰状が飾られているかもしれないので、ぜひ探してみてください。記念品の文鎮もとても立派でした。

 交通事故は減少傾向にあるようですが、痛ましい事故がなくなったわけではありません。芳賀さんの表彰を知り、交通安全の意識をしっかりと心に止ておくきっかけになりました。普段、自動車やバイクを運転する際、ルーティンワークで運転してしまいがちですが、いつもより気を引き締めて、丁寧な安全確認を心がけたいと思います。