三陽工業株式会社・広報グループの加賀史穂理さん
企業広報の仕事を通じてレースの魅力を再発見
加賀史穂理さん
加賀史穂理さん
 今回は、全日本ロードレース選手権参戦チーム「RS−ITOHレーシングチーム」のスポンサー、三陽工業株式会社さんが東京中日スポーツに掲載した広告が第11回・中日新聞社広告大賞の優秀賞に選ばれた、という嬉しい話題をお届けします。この賞は、中日新聞、東京新聞、中日スポーツ、東京中日スポーツの4紙に掲載された広告の中から優れた作品を顕彰するもの。第11回目は、平成31年から令和2年3月31日の間に掲載された新聞広告を審査対象に、528点がノミネートされていました。

 選考は、公募で選ばれた読者による審査会、その後は多摩美術教授でアートディレクターの中島祥文さんをはじめ専門審査員による二次審査会が行われ、一般部の部とスポーツ紙の部で、それぞれ最優秀賞と優秀賞を決定するというもの。

 最優秀賞は、一般紙の部はトヨタ自動車株式会社の広告「トヨタイムズ」、スポーツ紙の部の最優秀賞は株式会社ジェイテクトの「Vリーグ優勝広告」でした。

 そしてスポーツ紙の部で優秀賞に輝いた三陽工業さんは、キャッチフレーズが「日本の製造現場を元気にする」。今回受賞した広告は、2019年の鈴鹿8時間耐久ロードレースの開幕直前特集紙面のなかで、KRP三陽工業&Will Raise RS−ITOHを取り上げたページに掲載されていたものです。
イラストが趣味という加賀さん。実は三陽工業はホームページにも彼女のイラストが使われていて、製造という固いイメージの会社の雰囲気を親しみのあるものとしています。
イラストが趣味という加賀さん。実は三陽工業はホームページにも彼女のイラストが使われていて、製造という固いイメージの会社の雰囲気を親しみのあるものとしています。
 この広告をディレクションしたのは、三陽工業株式会社・広報グループの加賀史穂理さん。加賀さんは自身でこの広告のイラストを描き、出演モデルさんも決めるなど、精力的に制作にあたっていました。読者審査員からは「素朴な笑顔がとてもいい感じ、何を作っている会社なのか、気になりました」「キャラクターの絵がかわいらしい、女性とのバランスがいい」「何度見ても飽きない」と絶賛コメントが寄せられています。

 加賀さんは「イラストは趣味で、特別に勉強したわけではありませんが、その人なりの特徴が表れるように描いています。広告の女性は、他部署の社員で、優しい笑顔が印象的だったので、お願いして登場してもらいました。賞をいただけたことは本当に驚きました。でも、とても嬉しく、同僚も喜んでくれました」と言います。

 加賀さんは、学生時代にモデルさんのお仕事をしていて、RS−ITOHのキャンペーンガールをしていた時期もあるのです。なので、伊藤一成監督とも知り合い。学校を卒業して就職した三陽工業で広報へと配属となり、会社に鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦するRS−ITOHの支援を提案してくれたそうです。
 「提案が通るかは分かりませんでしたが、チームが懸命に取り込んでいたこと、鈴鹿8耐が大きなスポーツイベントであることを伝えました。そうすると井上直之社長は、『なんでも挑戦しよう』と、応援してくれることになったんです」と加賀さん。伊藤監督は「感謝しかない」と語ります。

 加賀さんは、キャンペーンガール時代よりも広報として鈴鹿8耐を訪れるようになってからのほうが、スタッフの努力や勝利への強い気持ちを知ることができて、より深くレースの魅力を感じるようになったと言います。
 昨年も鈴鹿8耐への支援は決まっていたのですが、新型コロナウイルスの影響で、レース自体が中止となりました。今年こそは、鈴鹿8耐が無事開催され、また加賀さんの可愛いイラストに出会えることを願っています。

 そして、鈴鹿8耐の前に、全日本ロードレースが4月に開幕します。伊藤監督はWill Raise Racing RS−ITOHの総監督、井筒仁康が監督、ライダーにはレジェンドでありながら現役バリバリの柳川明がJSB1000から参戦します。もうひとつ、RS−ITOH ☆FirstStarというチーム名で、ST600からステップアップする期待の若手ライダー、和田留佳がST1000にスイッチして参戦開始。AUTOBOY☆Firststarからは、筑波サーキットで開催されている「テイスト・オブ・ツクバ」などで絶大なる人気を誇る新庄雅浩を参戦させます。伊藤監督は大所帯のチームを率いて、広告だけでなく、レースでも大きな注目を集めようと準備を整えています。
RS−ITOH ☆FirstStarの和田留佳
RS−ITOH ☆FirstStarの和田留佳
AUTOBOY☆Firststarの新庄雅浩
AUTOBOY☆Firststarの新庄雅浩