赤松孝撮影
赤松孝撮影
 全日本ロードレース選手権の最高峰JSB1000クラスに「KRP SANYOUKOUGYO RSITOH」から参戦する柳川明は、カワサキを代表するライダー。今季からは伊藤一成監督の元、Ninja ZX−10RRを駆り、新たなスタートを切りました。

 柳川は、1997年から2001年まではスーパーバイク世界選手権に参戦、デビューイヤーの1997年には日本人ライダーとしては初めて日本大会以外で勝利(※第8戦オーストリア・レース2で優勝)する快挙を成し遂げました。2002年からはカワサキのMotoGPテストライダー、2004年から2016年まではチームグリーンからJSB1000に参戦します。その後2019年からJSB1000に復帰、カワサキ勢唯一の参戦で、カワサキファンの熱視線を独り占めしています。豊富なキャリアを誇る柳川は現在50歳、全日本最年長ライダーながら、その闘志あふれる姿に周囲の尊敬を集めています。
 JSB1000クラスは、ヤマハファクトリーの中須賀克行が昨季10回目のタイトル獲得し、さらに今季から岡本裕生がチームに加入しました。スズキはヨシムラとチームカガヤマのコラボレーションで新チーム「YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN」が誕生、渡辺一樹がフル参戦します。ホンダ勢は、ベテラン秋吉耕助を筆頭に、清成龍一、濱原颯道、名越哲平が参戦、ST1000から作本輝介、榎戸育寛がステップアップし、近年にない華やかな顔ぶれが揃いました。

 そして迎えた事前テストで、柳川は2度もハイサイドで転倒を喫し、初日に右足の小指を、翌日には肋骨を骨折する重傷を負います。そのケガを抱えながらレースウイーク突入となりました。ですが、そんな痛手を感じさせない走りで、柳川は予選12番手、レース1は10位、レース2は9位でチェッカーを受けるのです。

 「転倒は褒められたことではないが、転ぶまで攻めてしまう。リスクを背負わなかったら、プロライダーだとは言えないと思う。トレーニングもギリギリまで自分を追い込んでしまう。キツイし、そこまで必要なのかと思うこともある。途中で、何度も辞めてしまおうという誘惑に負けそうになる。けど、負けるのは嫌だという気持ちが勝つ。そして、そこまでしないとJSBには乗れないと思っている」

 このプロフェッショナルな姿勢が、多くのファンに愛される秘密であり、今も変わらずトップライダーとして求められている理由でもあるような気がします。
 そんな柳川を応援するスポンサーの三陽工業は、「日本の製造現場を元気にする」をビジョンに掲げ、製造業と製造派遣事業を行っています。「やったことがないことをやってみよう」を合言葉に、10年で年商を約10倍に成長させた企業。近年では後継者のいない工場の再生に取り組み、話題になりました。さらに、2021年2月には「三陽工業公式おじさん TikTok」を開設、5万5千人以上のフォロワーを誇り、最高再生数400万回というインフルエンサー顔負けの実績を上げています。

 そして、そのTikTokに柳川も登場。ライダーとして速く走ることが最重要課題ではありますが「新たなファン獲得も大事だ」と挑戦開始。レースを知らない人にも、柳川の魅力が広まってくれることを期待しています。
 そして今週末には4月23日〜24日の全日本第2戦・鈴鹿2&4レースが開催されます。柳川はケガの回復に努め、目標のトップ10入りを目指しています。こちらにもぜひ注目して下さい!
@sanyoukougyou #柳川明選手#自己紹介 動画です。体に負担のないよう、動きの少ないものでご協力していただきました!皆様応援よろしくお願いします!#全日本ロードレース選手権 #プロライダー #kawasaki #開幕戦 #自己紹介動画 #三陽工業 #おじキュン son original - Sergi Aliberch
三陽工業公式おじさん TikTok