最終回・第1169回
 2001年にスタートしたトーチュウF1EXPRESS。翌年02年4月からは「飛び魚日記」がスタートしました。その第1回目をいま読み返すと、「飛び魚日記」のタイトルの由来や01年の開幕戦日本GPのことが書かれていて、本当に懐かしい気持ちになりました。

 飛び魚日記は、当時、ドーバー海峡を渡るフェリーの舳先の波しぶきから飛び出してくる「飛び魚」を見て、海を泳ぎ空を飛ぶ飛び魚のように自由自在にパドックを駆け巡っていたい、という思いでつけたタイトルでした。以来、23年間、不定期連載の飛び魚日記におつきあいいただき、本当にありがとうございました。

 飛び魚日記は通算1168回。いま、タイトルを見返していると懐かしい気持ちになります。飛び魚日記の第1回目に登場するライダーは、大ちゃんこと故加藤大治郎選手でした。その後も、いろんなライダーのエピソードや日常の生活をつらつらと書いて来ました。当時、トーチュウ紙面では、僕のコラム「タビビトノキ」がスタートしたばかり。大ちゃんのコラム「Get・Champ」も掲載されていて、大ちゃんはトーチュウF1EXPRESSの熱心な読者で「寝る前に飛び魚日記読んでますよ」と言っていました。

 サーキットでは、日本人の関係者やファンの方々から「F1EXPRESSの更新楽しみにしてますよ」と言われ大いに励みになりました。その当時、モータースポーツを取りあげるサイトは「トーチュウF1EXPRESS」だけで、あまりにも多いアクセスで度々サーバーがダウンという事態も起きていました。

 思えば、1990年5月からモータースポーツを大々的に取りあげた「東京中日スポーツ(トーチュウ)」は、購読者を一気に増やし、駅のキオスクからあっという間に姿を消すという人気紙になりました。飛び魚もこの年からトーチュウの仕事に携わることになりました。

 F1ではアイルトン・セナの独占手記や、2輪では、ノリックや大ちゃんの独占手記が掲載されて注目を集めました。そのキオスクも、いまや数が減り、駅構内のコンビニに姿を変えています。そういう時代の中で「F1EXPRESS」も終了が決まりました。

 飛び魚日記も、2020年にコロナ禍になってからの数年は、サーキット内では選手たちとの接触が出来なくなり、同時にコラムのアップ数も激減。コロナ禍が終息しても、なかなか以前のようなリズムに戻りませんでした。リズムを取り戻せなかったのは僕の問題でしたが、読者のみなさんには、期待に応えられず、本当に申し訳ない気持ちでした。

 この23年間、不定期コラム「飛び魚日記」と「GP_Circus」、そしてトーチュウ紙面で掲載された「世界二輪・GPサーカス」「GPロード・国境を越えて」「タビビトノキ」というコラムの復刻掲載と楽しく仕事をすることが出来ました。

 「F1EXPRESS」は終了しますが、モータースポーツ情報は「中日スポーツ・東京中日スポーツweb」に引き継がれますので、これからも見ていただければと思います。

 23年間、「F1EXPRESS」を購読していただき、ありがとうございました。