フェラーリは第2列〜バトンが今季最高7番手
第15戦日本GP予選
予選終了後、笑顔でテレビの取材に応えるハミルトン
予選終了後、笑顔でテレビの取材に応えるハミルトン
 ハミルトン、最後に逆転――。07年F1シリーズ第15戦日本GPは29日、静岡県・富士スピードウェイで予選を行い、タイトルを争う2強の4人がし烈なアタック合戦を繰り広げた。ポールポジション(PP)を奪ったのはL・ハミルトン(マクラーレン)。最終パート3最後のアタックで僚友のF・アロンソを逆転、第9戦イギリスGP以来となるキャリア4回目のトップ・グリッドをもぎ取った。

 小雨がそぼ降るあいにくのコンディションでスタートしたセッション。午前中のフリー走行3回目が霧によってメディカル・ヘリが飛べず、ディレイの上に赤旗中断となりそのまま中止になったことから実施が危ぶまれたが、コンディションは何とか回復し、予定通りに午後2時からスタートした。ハミルトンはパート1こそ4番手でのクリアだったが、パート2をトップで通過。さらに迎えた最後のパート3でも終了直前に1分25秒368をマーク、並み居るライバルを抑えて予選を制した。

 現在、シリーズ・ポイント97でランク首位。しかし、ここ3戦は勝利に見放され、表彰台もマクラーレンがワンツーを決めたイタリアGPの2位だけで2番手につけるアロンソに2ポイント差と詰め寄られた。そのもう後がない状態で迎えた最終遠征ラウンド初戦の日本GP。注目のチームメート・バトルにまずは先制、このまま勢いに乗って決勝も制すればデビュー・シーズンでのタイトル奪取の偉業にまた1歩近づくことになる。

 一方、アロンソはパート1をトップで通過、その後も安定して速さをみせたが、最後にハミルトンの逆転を許し、0秒070の僅差で2番手。それでもマクラーレンはイギリスGP以来となる今シーズン6回目のフロントロー独占を果たし、自身も上々のグリッドから決勝での逆転勝利を虎視眈々と狙っている。

 対するフェラーリはわずかに及ばず第2列。K・ライコネンはパート1、2をいずれも3番手でクリアすると、パート3では最後に逆転を狙って猛然とアタックしたものの、終盤に伸びずトップから0秒148遅れで3番手、F・マッサも4番手にとどまった。

 N・ハイドフェルト(BMWザウバー)が最終パートで1分26秒505を刻み5番手。2強に次ぐ戦闘力をそのまま発揮したようだが、僚友のR・クビツァはタイムを伸ばせず今シーズン自己ワーストの10番手にとどまった。

 N・ロズベルグ(ウィリアムズ)がトヨタ・エンジン勢最高の6番手。J・バトン(ホンダ)が今シーズン自己ベストの7番手と奮闘した。

 M・ウェーバー(レッドブル)が8番手。S・フェテル(トロロッソ)が移籍後初の最終パート進出を果たし、チームに今シーズン最高の9番手をもたらした。

 期待のトヨタ勢は揃ってパート2進出を果たしたが、そこまで。J・トゥルーリは14番手にとどまり、第5戦モナコGP以来となる今シーズン2回目のパート2脱落。R・シューマッハーに至ってはパート1終了間際、パート2進出をほぼ手中にしていながら山本左近(スパイカー)に追突しクラッシュ、結局パート2を走れず16番手にとどまった。

 R・バリチェロ(ホンダ)は17番手で惜しくもパート1脱落。A・デビッドソン、佐藤琢磨のスーパーアグリ・コンビは19、21番手、左近も22番手に終った。