今季6億円超の損失計上
州政府は補てん拒否
ホッケンハイムで行われた08年ドイツGPのスタート・シーン。だが2010年の開催は危機にさらされている
ホッケンハイムで行われた08年ドイツGPのスタート・シーン。だが2010年の開催は危機にさらされている
 【ベルリン(ドイツ)ロイター】2010年のF1ドイツGPが予定されているホッケンハイム・リンクが、開催の危機を迎えている。同リンクのK−J・シュミット社長が、30日付のドイツ紙「ターゲススピーゲル」で「(バーデンビュルテンベルク)州政府から助成金が出なければ、ホッケンハイムでのF1開催はなくなるだろう」と語った。

 ドイツGPは07年からニュルブルクリンクとホッケンハイムでの隔年開催となった。今年のドイツGP開催でホッケンハイムは、530万ユーロ(約6億2500万円)の損失を計上。州政府は損失の補てんを拒否しているという。母国の英雄M・シューマッハー氏が引退した07年以来、ドイツでのF1人気は下降気味。シュミット社長は「F1のオーガナイザー(F1管理会社)が契約を見直さなければ、ホッケンハイムだけでなくドイツでのF1開催自体がなくなるだろう。将来はアラブ諸国でしか開催できなくなるかもしれない」と、ドイツが置かれている厳しい財政事情を示した。